女性に言われてうれしい言葉とは?
黒羽:カッコいいとかかわいいとか、外見のことじゃなく、「一緒にいて安心する」って言われるのがいいですね。それが一番うれしい言葉。外見じゃなく醸し出す空気とか、そういうところをほめられるのが嬉しいです。
――佐伯さんは?
佐伯:僕は「決断力がある」ですね。選択肢をいくつか与えてあげて、その中から決断させてあげる。どこかに行くとか、何を食べるとかいうこともそうだけど、真面目な相談を受けたときも、いくつか選択肢を与えてあげるということをよくしますね。それで、決めてあげる、と。
黒羽:選択肢をあげるっていいね。
――おふたりは佐伯さんに何か相談したりしたことは。
佐伯:ないですよ(笑)。
――じゃあ、役作りなどで何か迷ったときに、他の役者さんやスタッフさんに相談することはありますか?
佐伯:相談とか聞くとかじゃなく、見て、感じて、体験して盗まなくちゃいけないというのが、この仕事の難しいところだと思いますね。プロデューサーや監督は僕たちが考えてきたことを選択する立場だと思いますしね。
――黒羽さんは。
黒羽:僕もあんまり相談しないですね。それこそ「見て学ぶ」というのが一番大きいですからね。今後についてアドバイスしてもらいたいという気持ちはあるけど、まだ分かんないことのほうが多いから聞きにくいですよね。これからもっと経験を積むことで、考えることも増えていくかもしれないですけど。
――尾関さんはいかがですか。
尾関:僕も相談することはないですけど、舞台とかで親しい先輩がいれば、自分の演技について客観的な感想を聞くことはあります。
佐伯:おー、マジメー(笑)。
尾関:(苦笑)。