3・保育園入園で出会う
何と言ってもママ友が一番出来やすいのは『保育園』です。
そりゃ同じ年齢の子どもで一緒のクラスになったら送り迎えの際に毎日顔あわすし、
なんらかの役員になったら折々にふれてメール連絡しなきゃいけないし、年に数回の親睦会もあるしで、
むしろ『ママ友とガッツリお付き合いしなきゃいけないんじゃないか?』と不安になる環境ですよ。
しかし、そこはワーキングマザーがたくさん居るこのご時世で、
平日はもちろんの事、土日さえ『今からお茶しなーい?』とお誘い出来るママもそうそう居ないし、『うん、行く行く~♪』とスグに動けるママもなかなか居ません…。
みんな子どもを預けて風のように仕事にむかい、子どもを引き取り嵐のように家に帰ります。
偶然、子どもの名前が同じママさんと仲良くなり、週末に児童館で数回遊んだりなどの交流がありました。
しかしそれも数回くらいで、お互いに忙しい時は小児科などでバッタリ会って
「わ~久しぶりー!○○ちゃんどうしたの!?風邪?」
「そ~なの~。きんちゃんは鼻水がすごいね~!」
なんて会話してまたお互い薬を貰ったら仕事に向かいます。
なので、入園1年目は基本『ママ友』ではなく、『ママ知り合い』の状態でした。
それが変わったのは保育園も2年目になり進級した、つい最近の話です。
クラスのメンバーに『2人目出産ラッシュ』が到来し、ポンポンポン!と立て続けに3人のママさんが産休・育休に入る事になりました。
その中の1人のママさんとは、同じ役員を担当し週1ペースで事務的内容のLINE連絡をし合ってるので、
だいぶ気心も知れており、「今度2人でお茶しません?アタシいま産休で暇だし」とお誘いが!
「やったー!是非是非!2人目出産した先輩として色々聞きたいっすよ~!」とすぐさまお返事。
お互い子どもを保育園に預け、ママ2人と新生児1人でランチしたら、もう話に花が咲きまくり、
今まで『ママ知り合い』だった相手の仕事の話、育児の苦労話、果ては親との同居話にまで飛び、結果ファミレスで4時間くらい永遠語り倒してました。
晴れて彼女と『ママ友』になったら、1か月後、今度は残りの産休・育休メンバーも誘って計4人で『ママ友ランチ』を開催。
これまたみんな1年以上おなじ保育園での付き合いがあるので、一瞬にして大盛り上がり!グループLINEなども作りました。
近づいたり、距離を置いたり、それぞれの付き合いに時間をかけて
「え!?何かトントン拍子にママ友増えて逆に怖いんですけど!? これから長い保育園生活でずっとお付き合いするうちに派閥とかできたり、ママ友同志でイジメとかグループLINEで既読スルーとか出てくんのかな!?」
…とか、たまーに怖くなるときがあるので、10代の時みたいに
『アタシたち一生親友だよね!何かあったら仲間だもん助け合おうね!!』
みたいなノリは絶対出さないようにしてます。
でも実際、ママ友が出来てランチを2回するまでに保育園入園から1年半くらい時間かかってるんですよね。
みんな育休明けて仕事再開したら、また小児科やスーパーでバッタリ会って「久しぶり~!」みたいな距離感に戻ると思うし、そうなったら『あの時は仲良くしてたのに、最近つれないなぁ…』と思う時が来るかもしれません。
なので今までの出会いのタイミングを通して思ったのは、
『ママ友作りは学生時代の入学式に似てるな』ということでした。
ここで新しい友達たくさん欲しいな!一生の親友とかもできるのかな!
趣味の合う、何でも話せる友達が出来たら幸せだな!
――そう、キラキラしながら入学式に出て、ピカピカの1年生のクラスに入り、とりあえずクラスメイトとまんべんなく仲良くしといて、時間をかけてくうえで気の合う仲間を見つけていき、
クラス替えで距離が出来たり、どっちかに彼氏が出来て付き合いが減ったり、受験でお互い忙しかったり…
そういった色んな障害があっても、気づいたら連絡をとって、別々に進学しても仲良くお出かけする。
そんな『親友』になるにはとても長い時間必要で、それは『ママ友』も同じなんだと気付きました。
なので、今も公園などに行ったら『ママ友作るぞ!』とか意気込まずに、
とりあえず『ママ知り合い』になったらいいな~、くらいの軽ーい気持ちでフラットに声をかけれるようになりました。
その中からマブダチになる人もいれば、メルともになる人、顔見知りくらいが丁度いい距離感の人…
色んなお付き合いの仕方があっていいよな~と、のんびり構えられながら、
ママ友からまたカフェのお誘いがくるとウキウキしながら仕事を早く済まそうと張り切る日々です(笑)
つづく
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