通わせて分かる細かい違い! 「保育園見学」の具体策
保育園の見学予約はけっこう時間が必要
横浜の保育園は、入園前年の11 月上旬に受付を終了するため、本格的な見学は9月ごろに周り始めました。待機児童の多さから、一駅先や、職場の近くなど「正直ツライけどギリ通える」ところまで15カ所ほどリストアップ。
そのすべての園に見学に行きました。実際に行ってみて候補から外した園もあったので、見学はしておいて良かったな、と思っています。
ちなみに見学予約って、意外と時間がかかるんですよね。電話が繋がらなかったり、人気の園は見学予約が1カ月後まで取れないなんてこともあったので、8月中旬くらいから予約取りをボチボチ始めると良いと思います。
働く保護者に優しい保育園って?
チェックしておくべき項目は専門家の方の記事などを読んだりして、事前にリストアップしました。
先生と子どもたちの様子が穏やかか?とか、SIDS(乳幼児突然死症候群)対策はできているか?とか、調理室が衛生的か?とか、地震で物が上から落ちてくるような状態になっていないか(整理整頓されているか)などなど、基本的な項目ももちろん大切ですが、
今回は、実際に通わせてみて気付いた、働く保護者に優しい園の見分け方をご紹介します!
(1)お食事エプロンやお口ふきの指定は?
園によって多種多様だったのがお食事エプロン。見学時は離乳食もまだだったので、ピンとこなかったのですが、中には「タオルでエプロンを作ってください」と指定している園がありました。
お食事エプロンは、ご飯やおやつを食べる時に食べこぼしを受け止めるものですが、「タオル指定」だと、パイルの間に食べ物が絡まって、さらには汁物を吸ったりして、夏などは帰る頃にえげつない悪臭を放っている場合があります。
シリコン素材を使ったベビービョルンのスタイを指定している園もあって驚きましたが、後になって、それがどんなに合理的だったか理解しました。
実際に通った園は、特に指定がなかったので、使い勝手にあわせて選べたのが良かったです。
(2)手作りアイテムの有無は?
「タオル素材でお食事エプロンを手作り」もそうですが、お昼寝用のシーツを園の布団サイズに合わせて手作りする園や、手作りアイテムが一切ない園など、これも個性がありました。
万が一、そのアイテムが破損した時は当然、手づくりミッションが発生します。
「手作り」に抵抗がある人は、事前にチェックしておくと良いと思います。
(3)親が参加するイベントや会合は?
園児全員の保護者が仕事を持っている保育園であっても、保護者参加イベントは存在します。
実際に通った園は手づくりアイテムが皆無だったのと同様、イベントも「働く保護者の負担にならないように」とかなり少なめ。でも、要所要所で園の様子がわかる見学イベントがあったり、先生方がすべて準備してくれる発表会や運動会があったりしたのは、本当にありがたかったです。
イベントは全くないと園の様子がわかりにくいので、多少なりともあった方が良いとは思いますが、すべてのイベントが先生主導なのか、少なくても保護者主導の一大イベントが年に1回控えているなど、園によってさまざまなので、事前にチェックしておくと心の準備(笑)ができるのではないでしょうか。
(4)家に持ち帰る荷物は?
保育園に通いだすと、年齢が低いほど荷物が多くなります。特に月曜日の朝や、金曜日の帰りの荷物量は結構なもの。
しかも、これまた、毎日使用済みのオムツを持ち帰る園、週に一回、シーツどころか布団まで持ち帰る園など、園の方針によってさまざま。自分たちの送迎スタイル(徒歩? 自転車? 車?)なども想像しながら、シミュレーションをしてみると良いと思います。
保育園は選べないことが多いけど
これだけ待機児童が多い今の時代、希望の保育園を「選ぶ」なんて夢のまた夢ですが、「ここはなんかヤバイ」と感じた園は、その勘に従ってリストから外した方が賢明ですし、通っていてストレスになりそう…と感じるルールが多すぎる園も、リストから外すか、覚悟を決めるか(笑)、事前に検討することができます。
知らない状態で、現実に直面するよりは、事前にわかっていた方が心の準備(こればっかり 笑)ができている分、早めに対処できたりしますしね。
それにしても、締め切りギリギリまでかかって、申請書類を仕上げた時のぐったり感はなかなかのモノでした(涙)。
暑い季節に出歩くのは大変ですが、保活のご予定のある方は、納得のいく申請が無事できることを陰ながら応援しています! ガンバッテ!
-
【わが子の取説が欲しい!】#最終話 どう変わる? “子ども嫌い”が親になったら
“不可解で未知の存在”と感じる子どもが苦手で、かわいいと思ったことがないシュリ。そんな子ども嫌いが妊娠・出産・育児を経験するとどう変わる? 果たしてわが子をかわいいと感じることができるのか…?
-
【わが子の取説が欲しい!】#61話 春から保育園!どうなる!? 多毛ベビーの初散髪
保育園入園を控えたまめの前髪は鬼太郎状態!「前髪だけだし…」と不器用な母がセルフカットをシミュレーションしてみるものの、悲劇しかイメージできず…? お迎え時に思わずギョッとする、保育園児のヘアスタイル事情も紹介。
-
【わが子の取説が欲しい!】#60話 イタズラ対策は知恵比べ!? 0歳児VS母、勝つのは…
打たれ弱い自覚があるからこそ、赤ちゃんのイタズラにイライラしない環境をつくりたい…! うっかりわが子を危険にさらす可能性もできる限り減らしたい…! 安心してわが子のイタズラを見守れる環境とは?
-
【わが子の取説が欲しい!】#59.5話 一重か二重か…赤ちゃんの顔は予想不可能!?
新生児の顔にはある派閥があると聞いて楽しみにしていたシュリ。一重の自分か二重のダンナ、どちらに似るかも気になるところだったけど、わが子の顔は予想外の変化を遂げて…?
-
【わが子の取説が欲しい!】#59話 育児書にもなかった“楽しみ”とは? 超メンドーな「離乳食」で分かったこと
「面倒くさそう…」と始めるのが気が重かった離乳食。あるきっかけで初めてみたら、予想外の楽しみを発見して、元子ども嫌いにまさかの変化が…?