宴会天国 味園

大阪のなんばといえば「味園」が有名ですが、観光で来た人はなかなか入りづらいお店かもしれません。

ウワサの味園は昭和レトロ感たっぷり

味園は宿泊施設でもあるのですが、マッサージ・宴会場・レンタルホール・カフェ・バーなどが建物内に密集しているので、その多彩さにちょっと驚いてしまうかもしれません。

「35万平米のレジャーシティー」といわれているだけあり、とにかく広くて大きい。

昭和にタイムスリップしたような雰囲気

店内のドドッと迫ってくるような豪華絢爛さとノスタルジック感・・・。

廊下は“千と千尋の神隠し”に出てくる湯屋のよう。天井の高さなど、思わず圧倒されてしまいポカーン顔。

シャンデリアに金屏風、ドアマンもいます

東京も“昭和ゴージャス”な店はたくさんありましたが、「味園」のような昭和感たっぷりな店はキャバレーやナイトラウンジなどの衰退と共に消えてしてしまった・・・とっても貴重な昭和遺産と出会えた気持ちで感動。

「千と千尋の神隠し」の世界のよう

そして座敷に入り、テーブルを見て更に驚愕!!

肉がドドッ!!!!と乗った鉄板鍋がテーブルの上で私を待ち構えていた。

牛と豚の両方を楽しめる「スタミナ鉄板鍋」

今回紹介するのは、「スタミナ鉄板鍋セット」(一人前2,600円/税・サービス料込み)。

地元の人間も、忘年会や飲み会などでよく使用するというボリューミーなセット。

ちょ・・・・牛と豚一緒に入ってる!!

2種類の肉をいっぺんに楽しめる鉄鍋

東京だったら、「牛」か「豚」かどっちか選ぶ感じなのに・・・・すごく嬉しい!!

そして食欲も絶好調

しかし大阪って、なんて合理的なんだろう。

今回の旅中も「もっと大きかったらいいな」や「安かったらいいな」、「コレとコレがセットならいいな」みたいな要望に応えてくれるメニューが多かった。

なんと味園も、最後は「うどん」と「ラーメン」、「雑炊セット」と、シメ的なものが全部出てくる。

らーめん&うどん夢の競演
雑炊セット

東京では3種の中からひとつしか選べないのに・・・・・もう、大阪好き過ぎる~~~!!

そして、お腹いっぱいになった後は、同館2階へ。

壁面のポスターもクセが強い

ここは言うならば「新宿コールデン街」。クセが強いお店が軒を連ねている。

時折「会員制」などと書かれているお店もあるけれど、実は大阪流の冗談だったりするらしい。

一応「変な客」対策でもあるようなので、変じゃないと自信がある人は勇気を出して扉を開けよう!

ちょっと入るのに勇気が要る「なんば赤狼」

ジビエ料理が自慢の「なんば赤狼」では、牛豚だけでなく、鹿・猪・熊・ダチョウ・カンガルー・うずらなどのジビエ料理が楽しめる。

お店の内装や店員さんのファッションが独特だから、初めての人は怖くて若干入りづらいかも。

でもお客さんは普通に大阪のおっちゃんとおばちゃんもいるので、入ったらホッとします。

さっそくクロコダイル、日替わりの鹿肉、牛イチボがセットになった「肉肉3種盛り合わせ」(3,500円)をオーダー。

ワニは前足だと小さい

視界に入っているクロコダイルはスルーして、まずは、イチボや鹿肉から食べてみる。

・・・・・想像以上に美味しい。臭みもなくてとても柔らかい・・・・なんでクロコダイルを後回しにしちゃったんだろう。

そう言いながら、クロコダイルに目を落とす。

ぐわー、ワニの皮膚感がグロい!!

わーっ・・・・。クロコダイルがめっちゃグロい・・・・・・・。

ゴジラとかウルトラマン怪獣のソフビ人形の手みたい。

前に食べた時は「切り身」だったので、あまり実感がなかったのですが、コレはリアル・・・・。

しかし、食べてみると臭みがなく「鶏手羽元のグリル~にんにく風味~」的な味わい。

味付けが美味しいくて、躊躇した割にパクパク。

今度友達と大阪を旅する時も、ネタめしの店として「なんば赤狼」に来たいと思います。

2Fはどこのお店も個性が凄すぎて、圧倒されてしまうかもしれませんが、ほとんどの店が一見さんでも歓迎してくれるので、勇気を出して扉を開けてみてくださいね☆

【SHOP DATA】

■宴会天国 味園
住所:大阪府大阪市中央区千日前2-3-9 味園ユニバースビル5F
アクセス:地下鉄御堂筋線「なんば」駅/南海本線「難波」駅から徒歩5分、または、地下鉄千日前線/堺筋線「日本橋」駅から徒歩2分
営業時間:16:00~22:00(土日曜日・祝日は12:00~)
定休日:年中無休

■「なんば赤狼」

住所:味園ユニバースビル2F
営業時間:19:00~翌3:00
夜10時以降入店可、夜12時以降入店可、日曜営業
定休日:無休