「やっぱ東京はヤベーな!」

『風伝説TOUR 2020 四方戦風〜ぶっ飛べクソアツい粋な祭り 頂け一番〜』

「なんか持ってる? 光るやつ」

HAN-KUNの呼びかけで、オーディエンスがグッズのライトやスマホを点灯させると、会場の照明はオフに。「純恋歌」の出だしだけを歌うと、「大丈夫、聴こえてるよ、みんなの声」と心の中で大合唱している声に耳を澄ます。

女性への愛を歌った曲を物語のように並べ、かと思えば次には大切な仲間を思った歌をもってくる。ヒット曲ゾーンで涙腺をやられた後に待っていたのは、爆上がりゾーン。このあたりのセットリストの構成も見事だ。

「やっぱ東京はヤベーな! 次の曲、今日一番の盛り上がりを見せろー!」

RED RICEのシャウトで始まったのは、「一番歌」。中田ヤスタカとコラボレーションして話題となった楽曲だ。ネオ・トライバル・ビートとでも言いたくなる新機軸のサウンドがフロアを揺らす。

かつての日常がそのまま戻って来たわけではない。けれど、今やれる範囲の中で全力を出せば、かつて以上に新しいものができるはずだ。この場所にいて、全員がそう感じたのではないだろうか。

「今日ここから始まるショーケース」

『風伝説TOUR 2020 四方戦風〜ぶっ飛べクソアツい粋な祭り 頂け一番〜』

本編を終え、最初にステージに現れたのは、The BK Sound。彼がマイクを握って叫ぶ。

「これはアンコールじゃない! 今日ここから始まるショーケースだー!」

その言葉通り、湘南乃風の歩みには欠かせない初期楽曲「Wild Speed」〜「Rockin’ Wild」〜「Earthquake」の3曲をメドレーでつないで披露。

これまでを振り返って「一番辛かったのは調子が良かった時」という若旦那の言葉が印象的だった。

「このツアーやって本当によかった。やっとここまで辿り着いたんだよな俺ら。いつも通りやる。何事もないようにやる。そうなんだ、俺ら湘南乃風なんだよ」

これはアンコールではない。新しい一歩がここから始まっている。それを言葉よりも音楽で示すように新曲「茶柱立つ」を披露した。

直球のスカビートに思わず勝手に体が前に進むノリのいい曲は、「ちゃっちゃとやれや!」と尻を叩いてくれるような新しい応援歌として響いた。

20周年に向けて最高のスタートとなるライブだった。

リリース情報

デジタルシングル 『茶柱立つ』

ライブ情報

『風伝説 TOUR 2020 四方戦風 ~ぶっ飛べ クソアツい 粋な祭り 頂け一番~』
・11/6(土)開場16:00/開演17:00
静岡・アクトシティ浜松 大ホール ※8/8の振替公演
・11/13(土)開場 16:00/開演 17:00
兵庫・神戸国際会館こくさいホール ※8/6の振替公演
チケット発売中:全席指定 7,800円

※湘南乃風アーティスト情報は、湘南乃風公式サイト等のオフィシャルアカウントをご確認ください。