『WE ARE ONE.』Scene1「起業家ワタル篇」より ©尾田栄一郎/集英社 ©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

RADWIMPSの新曲「TWILIGHT」が主題歌に起用された映像作品『WE ARE ONE.』が8月30日より5日連続で公開される。

『WE ARE ONE.』は「ONE PIECE」コミックス100巻発売を記念したプロジェクトで、集英社と東映アニメーションの共同制作による「ONE PIECE」読者である4人の若者たちを主人公とした全5編のショートドラマ。

映画監督の蜷川実花が手掛ける実写パートと東映アニメーション制作の新規アニメーションパートが交錯するこれまでに類のない映像構成となっている。

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  • 『WE ARE ONE.』Scene1「起業家ワタル篇」より
  • 『WE ARE ONE.』Scene1「起業家ワタル篇」より
  • 『WE ARE ONE.』Scene1「起業家ワタル篇」より
  • 『WE ARE ONE.』Scene1「起業家ワタル篇」より
  • 高良健吾

公開されたのは、高良健吾、森崎ウィン、俊太郎、滝藤賢一が個性豊かな登場人物を演じるScene1「起業家ワタル篇」。

アニメーションパートでは、ゾロとサンジの共闘に多くのファンが胸を熱くした「デイビーバックファイト」の名シーンが新たに描き下ろされている。

『WE ARE ONE.』Scene1「起業家ワタル篇」より ©尾田栄一郎/集英社 ©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

蜷川実花監督 コメント

蜷川実花

1. 本企画のオファーを受けた際のお気持ちについて

最初はミュージックビデオをつくってほしいという依頼でした。でも、お話を聞いているうちに、私の周りにたくさんいる『ONE PIECE』を愛している人たちの顔が思い浮かんできて、もっといろいろなことができるなと。

みんな、よく「自分の人生に『ONE PIECE』が大きく影響している」と語っていたので、その特別な作品を扱うということを正面から受け止めたいなと思いました。

2. 制作時のエピソードやこだわりについて

とにかく大きな影響を受けたと語る友人が、男女問わず本当に多かったので、『ONE PIECE』とのいろいろな距離感をドラマで描きたいと思いました。いざ考えだすと思いがあふれてしまい、打ち合わせを重ねるうちに、1篇の予定が3篇になり、最終的には全5篇になりました。

3. 視聴者へのメッセージ

深く作品と関わってきた人も、なんとなく知って読んできた人も、まだ読んだことがない人も、何かしら共感できるポイントがあるんじゃないかなと思いますので、楽しんでいただけたら嬉しいです。

RADWIMPS コメント

RADWIMPS

1. 本企画のオファーを受けた際のお気持ちについて

小さい時から一緒に過ごしてきたマンガ『ONE PIECE』の原作100巻、そしてアニメ1000話というとてつもない記念のタイミングでご一緒できて、大変光栄です。今まで作品からもらってきた感情を、僕らなりの形で曲にして恩返しできたらと思いました。

2. 制作時のエピソードやこだわりについて

サウンドアプローチは今までにない方法をいくつも挑戦しました。オートチューンボーカルやボコーダーでの和声作り、あとDJ的なアプローチとバンドの生音との今までにない融合を目指しました。

3. 視聴者へのメッセージ

僕たちと同じように小さい頃から『ONE PIECE』と共に成長し大人と言われる年齢になった方、学生の方、子を持つ親世代の方、皆様々だと思いますがきっと今も変わらず自分なりのゴールやターゲットに向かって日々を生きていることと思います。

そしてその日々の途中で幾度も『ONE PIECE』の登場人物たちに背中を押されてきたことと思います。今回の作品と音楽もまた、みなさんにほんの少し明日を迎える心強さになってもらえたら幸いです。

4.『ONE PIECE』での思い出や好きなシーンについて

作品中ではないのですが『ONE PIECE』との思い出を。10年ほど前のツアーだったと思います。世の中は『ONE PIECE』大流行の中、僕(野田洋次郎)は出遅れて読まずに過ごしていました。

地方を回るツアー中、うちのメンバーのギター桑原が、洋次郎が読むなら持っていくよと、毎旅15巻ほどをまとめてスーツケースに入れ持ってきてくれたのでした。

それ以降九州ブロックや東北ブロック、などまとめて旅に出るたび次の15巻ほどを持参してくれて、その度に僕は飛行機や新幹線、ホテルの部屋、風呂場で読み進め、それが一つのツアーの楽しみになっていったのでした。僕にとってそのツアーは『ONE PIECE』にすっかり漬かったものになりました。