同じように男の子の思春期をくぐり抜けたパパに教育してもらおう

個人的には、パパに性教育をしてもらうことをおすすめします。かつて、パパも男の子でした。

息子と同じような心と体の変化を経験していますから、たとえ、つたない言葉であっても説得力が違います。なにより、同性同士ですから、気恥ずかしさもなく、子どもも話に耳を傾けてくれるはずです。

そうはいっても、めんどくさがって子どもと向かい合ってくれない方も多いでしょうから、要点を絞って話をしてもらいましょう。

・女の人のヌード写真に関心を持つのは、お前が大人になろうとしている証拠。何も恥ずかしいことではない。

・だけど、おおっぴらにヌード写真を見たりするのは恥ずかしいこと。

・ママやクラスの女の子は、ヌード写真を見せられたり、そういった話をすることだけでも、とてもいやな気持ちになるので絶対にやらないこと。

・インターネットは、いろんなトラブルがあるから、むやみにヌード写真が載っているサイトを見ないこと

こういったことをソフトに、伝えてもらうようにしましょう。

だんだん難しい時期になってくるのですが、親から正確な情報をもらえるし、自分を肯定してくれるとなると、子どもはパパを頼りにしてしてくれるはずです。

ママは、自分自身が経験したことのない道を通る息子に対して戸惑いを覚えることが多いはず。しかし、やはりそんな時に頼りになるのは息子と同性であるパパです。

「最近息子の様子が……」なんて1人で抱え込むことなく、こんな時だからこそ、上手にパパに頼ってみましょう。

ママ自身も、パパの言葉で気持ちが軽くなることもあるかもしれませんね!

福岡県北九州市生まれ 93年から週刊誌・書籍のライターとして活動。救急医療の現場取材・社会保障問題といった社会派な記事から料理、食べ歩き、映画論評まで執筆ジャンルは様々。児童文学作品を上梓する傍ら、フードコーディネーターとしてメニュー開発なども行う。近著に「さぼちゃんのおぼうし」「うちの職場は隠れブラックかも」。ブログ