生後間もない赤ちゃんを抱いているママを見ると、思わず声をかけたくなりますよね。友人の出産祝いなどで、赤ちゃんを持つママに会いに行って話をする機会もあると思います。
産後間もないママは、ホルモンバランスがかつてないほど乱れており、出産の疲れや初めての育児のプレッシャーで、とても傷つきやすくなっています。こちらが何気なくした質問に、心を痛めている可能性も…。
産後間もないママを傷つけてしまう質問5つと、ママを不快にさせない無難な言い換えをご紹介します。
産後間もない赤ちゃんママにしがちなNG質問5選
1.「男の子ですか?」
生後間もない赤ちゃんは、他人にとっては性別の見分けがつきにくいもの。
赤ちゃんがいくら男の子に見えても、「男の子ですか?」と質問するのはNGです。実際にその子が男の子だったならいいですが、もし女の子だったなら、気まずい空気が流れます。
女の子の赤ちゃんを持つママにとって、「男の子ですか?」という質問は、イコール「可愛くない」「女の子らしくない」と言われているように感じる質問なのです。
もし性別を知りたいなら、「女の子ですか?」と質問するのがベター。もし男の子でも、「女の子みたいに可愛いですね!」とフォローができます。
・NG質問「男の子ですか?」⇒言い換え「女の子ですか?」
2.「パパ似かな?」
赤ちゃんがあまりママに似ていないと、思わず「パパ似?」と言ってしまいたくなるかもしれません。
でも、この質問も、ママを不快にさせてしまう可能性が。というのも、産後、義両親や夫側の親戚に「うちの子の小さいときにソックリ!」と何度も言われすぎて不快な気持ちを抱いているママはけっこう多いからです。
「お腹を痛めて産んだのは自分なのに、それを忘れたかのようにパパ似、パパ似と言われると、まるで自分の存在が軽視されているかのよう」
「子どもを取られるような気持ちになる」
…これは実際にパパ似と言われすぎて不快な思いをしたママの声です。
いくら赤ちゃんがママに似ていなくても、「パパ似かな?」と質問するのは避けましょう。
赤ちゃんとママを共通点を探して、それを伝えてあげたほうが、ママにとっては嬉しい言葉のプレゼントになります。
・NG質問「パパ似かな?」「誰似ですか?」⇒言い換え「○○なところが、ママに似ていますね!」
3.「○ヶ月ぐらいかな?」
身近に赤ちゃんを育てた人がいたり、自分に子育ての経験があると、赤ちゃんを見るとなんとなく「これぐらいの月齢かな?」というのを予想したくなります。しかし、その予想をストレートに伝えるのもNGです。
赤ちゃんの成長には個人差があります。こちらが言った月齢が当たっていたら問題ないですが、大きく外す場合も多々ありあます。
赤ちゃんの体重や身長を気にしているママはとても多く、成長曲線より大きく下回っていたら、
「栄養が足りてないのかしら・・・」
「このまま大きくならなかったらどうしよう・・・」
と心配しますし、反対に女の子なのに成長曲線よりかなり大きく上回っていて、
「将来肥満になったらどうしよう・・・」
などとヒヤヒヤした、というママもいます。
そんな折、「○ヶ月ですか?」という質問をして、実際と大きくかけ離れた月齢を言ってしまった場合、「やっぱり小さく(大きく)見えるのね・・・」とガッカリさせてしまうことになります。
もし月齢を知りたいなら、「何ヶ月ぐらいですか?」「何月生まれですか?」と質問するのがベターです。
・NG質問「○ヶ月ですか?」⇒「何ヶ月ぐらいですか?」「何月生まれですか?」