家でも美味しい「から揚げ」が作りたい!レシピをプロに聞いてみた
日本人ならまず嫌いな人はいないであろう、から揚げ。
お弁当・お惣菜の定番メニューでコンビニ各社はもちろんスーパーなどでもおおむね販売されており、近年ではそのニーズが著しく高まり、から揚げを看板メニューにする居酒屋も数多くオープンしています。
言わば「どこでも食べられる」から揚げですが、親しみやすさがある一方、「家庭ではどうもカラッと美味しく揚げることができない」なんて声もよく聞きます。
そこで今回は、東京・有明エリアでカリスマ的支持を得ている「こだわりから揚げの酒処 くらふと」のマネージャー、山田航也さんにうまい揚げ方のコツを伝授していただきました。
【美味しいから揚げへの道・その1】タレの漬け込み
醤油ベースの場合、3〜6時間がベター
――家庭でから揚げを作る際のコツを教えてください。まずはタレの漬け込むから。
山田航也さん(以下、山田):あくまでも当店のレシピを元にしたコツになりますが、まず第一に「ベースの味を鶏肉に3〜6時間しっかりと漬けること」です。
当店の醤油ベースのから揚げの場合、3〜6時間くらいの時間のベースの中でしっかりと寝かせていますが、何故こうするかと言うと、鶏肉本来の旨味を引き出しやすいからです。
ただし、やたらと漬け込んでしまうと、鶏肉に醤油ベースの下味が染み込み過ぎてしまい、味が強くなってしまうので注意したほうが良いですね。
――それも醤油ベースのタレがどの程度の塩度のものかにもよりますよね。
山田:もちろんです。当店のタレの配合は企業秘密ですが、ご家庭ごとでから揚げに使うタレもまた様々だと思います。
タレに使う様々な調味料のうち、醤油の割合が多い場合は、やはり3〜6時間が良いと思います。この辺の時間管理は、ご家庭でもできないことではないはずです。ぜひ研究してやっていただきたいですね。