落ち込んだときは大熱唱しています

撮影/古川義高

――失恋をして、ご飯を食べて、立ち直って……という時間は日常の中でも少し特別で、かけがえのない時間かと思うのですが、広瀬さんご自身が日常で大事にされている時間はどういったときでしょう?

完全に体の力を抜く時間です。やっぱりこの仕事ってどうしても常に緊張していたり、体に力が入った状態で頭をフル回転させていることが朝から晩まで続く時もあるので。家に帰って、その日にたまったものを全部抜いてから寝るのが、今の自分にとって一番大事な時間かもしれないです。

――帰宅されてからのルーティンなどあれば、お聞きしたいです。

お風呂に入ったり……EMSがついている足裏をほぐしてくれるマットがあるんですけど、それがふくらはぎまですっごく効くんです。それをやりながら、Twitterを見たり、お酒を飲んでリラックスして座っているときが一番幸せです(笑)。

でもそうすると、不思議と腸がぎゅるぎゅるって急に動いたりするんです。多分、緊張で体がガッチガチになっていたのが緩んでいくんでしょうね。

あと、セルフケアでこれだけやるか、というぐらいに力を入れてマッサージをしています。

撮影/古川義高

――例えば、失恋とか、悲しいことがあったときはいかがですか?

友だちにはとりあえず「ごはん行こう」って言いますけど、私はそっとしておいてほしいです。でも、食べます。ラーメンとか普段食べないものとか食べちゃいます。あと何してるかなあ……でも、だいたいお酒を飲んでいますね。

――落ち込んだときも同じような?

そうですね。あ、でも大熱唱しています。歌って疲れて寝る。最近の曲より少し昔の、歌い上げる系の曲をひとりで歌い上げたいです。歌い上げてから、「はぁっ!」って全部吐き出して寝ます。

うち、わんちゃんが2匹いるんですけど、うるさいんだろうな、と思って。そういう顔して見てくるので(笑)。帰ってきたら帰ってきたで「本当にうるさいヤツだな~」とか思われてそう。