10周年に繋ぐためのアニサマの「変化」

アニサマにはそれぞれの歌手が歌うだけではなく、その日だけのスペシャルなコラボレーション企画も毎年用意されている。歴史を彩る名曲へのトリビュートだったり、歌手同士の絆をつなぐ1曲だったりと、ファンはどんなコラボがあるのか当日まで思いを巡らせる。記者発表会で登壇者全員に「もし叶うなら相手に誰を希望する?」という質問が投げかけられると、彼女はそこで迷うことなく栗林みな実を挙げた。

「見ていた側の時からコラボは本当にテンションが上がりました! そして出る側になった私自身、みんなへのサプライズができるアーティストになりたいなと思っているので、もしやらせてもらえたら嬉しいですね」

今年のテーマは「FLAG NINE」。毎年、抽象的なイメージの言葉がテーマとなってきたが、今年はそのなかに具体的な数字が入ってきた。それによって受け止め方の印象も変わっていく。さらにテーマソングもはじめて名曲アニソンのカバーという変化が見られた。

 

「長いイベントの歴史の中で、先輩方は一本一本旗を大切に立ててこられたと思うんです。その9本目として、みんなで同じ旗を掲げて10周年に繋げていくことでひとつになれるというか、次に向けてみんなで進んでいこうということなのかなと思います。出演させていただく私自身はみんなを先導していく旗を持って引っ張っていく存在になりたいなと感じました。

テーマソングの『The Galaxy Express 999』は、小さい頃に父と一緒に『銀河鉄道999』のの再放送を見ていて、口ずさんでいた記憶があります。小さな頃の思い出と今アニソンを歌わせてもらっている私という、すごく不思議なめぐり合わせだなと思いながら歌いたいなと思います。個人的にもメーテルがすごく好きなので(笑)」