4:人に送るメッセージや、SNSに公開する内容は読み返させるようにする

大人でもLINEでメッセージを送ったあとに、SNSでコメントを公開したあとに、誤字や日本語の間違いに気づいたり、「ちょっと誤解を生む言い方だったかな」と反省することはあると思います。

人を不快にさせないためにも、送信ボタンを押す前に一度メッセージを読み返すことを教えておきましょう。

「自分も誤字が多いタイプなので、子どもにもそういう間違いがないか、それから読んでいてお友達がイヤな気持ちにならないか、確認するように伝えています」というママも。

大人でも大事なことなので、子どもにはいっそうきちんと教えておいたほうがよさそうですね。

ちなみに子どものメールやSNSの内容を親が把握しているのかも聞いてみたところ、周囲のママは基本「見ていない」ほうが多数でした。そこは親子であってもプライバシーを大事にする人が多いようです。

「たまたま子どもがスマホのメール画面を開いたまま置きっぱなしにしていて、それはつい気になって見てしまいました……」という意見はありました(笑)。

5:IDやパスワードの取り扱いを教える

SNS初心者を脱して、次第に慣れてくると、取り扱う機会も増えてくるIDやパスワード。

忘れてしまってログインできなくなるのも困りものですが、簡単に人に教えてしまって不正利用などのトラブルにつながるのはもっと困りものです。

お友達であっても教えてはいけないことを伝え、自分だけの手帳などに書きとめておくように教えましょう。

6:ネットで知り合った人と直接会わないよう教える

今はインターネットやSNSを通じて人と知り合える時代です。趣味の合う友人ができたり、ネットを通じて出会った人と結婚するということも珍しくありません。

ただ、ネット上で同年代と偽って子どもに近づく犯罪者もいます。子どものうちはネットで知り合った顔も知らない人と、直接2人だけで会うことはしないように教えておくのがいいでしょう。

「子どもがオンラインゲームをやっているので、知っているお友達以外とフレンド(ゲームの中で一緒に遊べたり贈り物を送り合えたりする仲間)にならないように伝えていたのに、勝手に知らない人とつながって、(ゲーム上の自分の土地を)荒らされていたことがあります……」という失敗談を教えてくれたママもいました。

この場合は実際に会ったわけではないですが、オンラインの時点でトラブルになってしまったケースです。この程度で済んだのなら、むしろ子どもにとってはネットの怖さを知るいい勉強になったと言えるかもしれません。

特にインターネット、SNSデビューしたての子どものうちは、ネット上の知らない人との付き合い方をきちんと教えておくことが大切ですね。

大人でも、我が身を振り返ればスマホを手放せない生活になっていて、たまにはデジタルデトックスが必要かも……なんて人は多いはず。子どもは順応性が高く大人よりも使いこなすのが早いので、最初にしっかりルール作りをしておかないとトラブルにもつながりかねません。

便利なアイテムであることは間違いないので、親子できちんと話し合って、うまく付き合っていきたいですね。

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。