雑談に表れる「かわいげがある人」の特徴3つ
次は、本著の第4章より、「かわいげがある人」の雑談の特徴をお伝えします。
1: 自分の弱さをさらけ出す
かわいげがない人ができる自分をアピールするのは、欠点や弱さを他人に知られないようにするためです。
かわいげがある人は、自分の欠点や弱さを他人に知られることを恐れません。「ダメな自分」も含め、等身大の自分をありのままに受け入れています。
また、みんなにいじられることにも抵抗がなく、むしろいじられるのが大好き。
雑談では、「今日のプレゼン、噛みまくっちゃった〜」「部長と間違えて全然知らないおじさんに声かけちゃった〜」など、普段から自分の失敗談など披露しまくります。
周りから笑われたり、からかわれたりしても、ニコニコしながら雑談をするのです。
本著によると、『これは、実はメンタル的にかなりタフな証拠』とのこと。
自分の弱さを開示できない人は、自分のドジなネタを雑談で披露して、みんなに笑われるというトレーニングに挑戦してみるといいそうです。
2: プライドにこだわらず戦わない
雑談は、交渉やディベートの場ではありません。誰もが気軽に、楽しくコミュニケーションを取る場です。
そんな雑談の場で、勝ち負けや正しさにこだわり、自分のプライドを守ろうとする人は、周りから愛されるかわいげがある人とは程遠い存在。むしろ「めんどくさい人」という印象を与えます。
かわいげがある人は、プライドを守ることに固執しません。
「なるほど〜」「そういう考えもアリですね〜」「それ、いいですね!」と相手の意見を受け入れます。
本著では、『雑談ではムダな戦いをしないこと。仮に自分の考えとは違うなと思っても、まずは他人の意見を否定せず、素直に受け取りましょう。』と書かれています。
他人を受け入れることで、他人もあなたを受け入れてくれるようになります。
3: つねに「下から目線」で接する
マウントを取りたい人の心理には、「自分は重要でなければ存在価値がない」という脅迫観念がベースにあるそうです。なので、自分の立場を脅かすような存在を感じると、敵意を持ち、上から目線で接したり、マウントを取ろうとするのです。
かわいげがある人は、自分の重要感を満たしたいとか認めてもらおうという必要性を特に感じていないので、相手に敬意を払い、「下から目線」で接することができます。
「すごい」「さすが」「ステキ」「いいね」など相手の存在を認める言葉をたくさん贈ります。
ときには「それ、もっと聞かせて!」「詳しく教えてください!」などと言い、相手の承認欲求を刺激します。
本著には、『人よりも優位に立ちたいというこだわりを捨てて、つねに他人に敬意を持った雑談をすることが、愛される秘訣なのです。』と書かれています。
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今日お伝えしたことを参考に、雑談の際は、愛される「かわいげがある人」になれるよう意識してみてください。
また、今回ご紹介した『すごい雑談力 25万人が自信をつけた話し方・聞き方のルール』には、ビジネスシーン、プライベートで使える雑談のノウハウがたくさん詰まっています。
雑談力を身につけると、恋愛や仕事関係はもとより、他人とのコミュニケーションが今よりずっと楽になりますよ。ぜひご覧になってみてください。