「一番好きな肉をあげよ!」と訊かれたら、「羊が一番うまい」と即答するはずだ。
これまでうまい羊肉を食べさせてくれる店をウレぴあ総研で何度かレポートしてきた。
今回は、ラム肉のハンバーグ(以下、ラムハン)を紹介させていただく。
平日ランチ限定で「らむハンバーグ御膳(1700円税込)」を提供
新宿のラム焼肉専門店『lamb ne(ラムネ)』はその名の通りラム肉の焼き肉が売物だが、平日のランチ限定で「らむハンバーグ御膳(1700円税込)」を提供している。
ラムつく(ラムのつくね)を食べたことがあるが、ラムハンは初めて。いったいどんな味なのか、期待に胸を膨らませて入店した。

さっそくラムハンをオーダー。自家製キムチ、ナムル、ラムフィレのユッケ、スープ、グリーンサラダ、ご飯が登場。
卵黄とタレをかけたユッケがなかなかだった。そういえば、ラムのユッケも初体験。
今回は初体験づくしになりそうだ。嬉しい予感。

しばらくすると真打ち登場。ワサビと卵黄を従えたラムハンがおめみえした。卵黄には醤油ベースのタレがかかっていた。ラムハンにワサビや卵黄を付けて食べるようだ。
「ハンバーグは1個70g。箸で切ったものをコンロで焼いてください。火力が強い中央で両面を軽く焼いたら、隅に移して焼いてください。2個召し上がったら1個無料で追加できます」とホールスタッフ。

銀箸でラムバーグを半分に切り、コンロにのせた。
片面ずつ1分弱焼いた後、端っこにお引っ越した。肉はオーストラリア産の、いろいろな部位のラム肉を使っているという。
ワサビのせが絶品!
両面がきれいに焼き上がったので、まずはそのまま実食。ラム肉特有の香りと甘い風味がこたえられない。久しぶりの羊肉。やっぱり肉のなかで一番好きだ。


ワサビをのせて食べてみた。肉をワサビで食べた記憶はあるようなないような……。少なくとも羊肉をワサビで賞味した経験はない。
ところが、これがかなり美味。羊肉の甘みをワサビが「スパッ!」と切ってくれる感じ。羊肉のおいしい食べ方を発見した。
タレがかかった卵黄にラムハンを付けてみた。タレと卵黄があいまってこれまたうまし。

一度やってみたかった食べ方がある。ラムハンのっけ飯だ。
タレに付けたラムハンをご飯にのせて食べてみたかったのだ。卵黄と醤油ダレがご飯にかかり、TKG(卵がけご飯)にラムハンをプラスした感じ。

カウンターには超微粉の雪塩(沖縄産)やクミンなどを調合したスパイス、有馬山椒の佃煮の用意があった。
塩やスパイスもいいけど、個人的にはワサビが好き。ここはひとつラムハン・ワサビ党を旗揚げしたい。
魚ではなく、羊肉とワサビの相性がこれほどいいとは夢にも思わなかった。