超キラキラしてました。僕の知らない草川拓弥を見ました

撮影/小嶋文子

――本作は草川さんにとって初主演作になりましたが、西垣さんから見て、草川さんの主演ぶりはどうでしたか。

西垣:周りの方にすごく気を配っていて、隅々まで見えていて視野が広いなと思いました。細かいところなんですけど、スタッフさんのためにすっと身を引いてあげたりとか。いい意味で空気を読むし、優しいですね。

あとはスタッフの皆さんの名前をちゃんと覚えていて、たくさんコミュニケーションも取っていたので、さすが座長だなと思いました。

撮影/小嶋文子

――その辺は意識していたのですか。

草川:気を遣うみたいなのは特に意識してなかったですけど、名前を覚えるというのは意識しました。というのも、人の名前を覚えるのが苦手で(苦笑)。実はメモ帳に名前を書いたりして覚えました。セリフより一生懸命に覚えたかも知れない(笑)。それは最低限、やっておきたかったので。

――積極的にコミュニケーションを取っていたのは?

草川:それは単純に現場の雰囲気を良くしたかったので。現場の雰囲気が良くなれば、僕たちも芝居がやりやすくなりますし。それはやって良かったなと思いました。

撮影/小嶋文子

――ちなみに西垣さんは先日、草川さんが所属する超特急のライブを観に行かれてましたよね。

西垣:めっちゃカッコいいんですよ。超キラキラしてました。僕の知らない草川拓弥を見ました。ダンスもキレキレだし。あとは、メンバーの方と一緒にいる時はドラマの時とは違っていて、こういう立ち位置なんだなって思ったり。

だから、ライブを観てから撮影に入りたかったなって。そしたらお芝居も変わったのかなって。湊さんに対する憧れの気持ちがプラスアルファされたと思うんですよね。ホントにキラキラしてたから。ただそれが結果的にお芝居としてプラスになるのか、実際はわからないですけど。

草川:なるほどね。5話から8話を担当してくださった枝監督は、逆に超特急を一切見ないようにしていたらしくて。変な先入観がつかないように。そういう方法もあるみたいから、どっちがいいっていうものでもないかもね。