「好かれている自分」にあぐらをかく心理

彼女がいながら別の女性ともこっそり仲を深めていく、いわゆる「二股」状態が本当につらいなら、彼女に好きな人ができたことを告げてすぐ別れたのではないでしょうか。

そもそも彼女がいるままで別の女性に手を出せるのは、「自分は好かれている側」という無意識の思い込みがあるからです。

交際は対等でありどちらも「好かれている側」ですが、それを忘れて「自分は付き合ってあげている」と思う部分があるから、恋人をないがしろにできます。

本当に彼女のことが好きなら、まず二股はできません。

恋人の愛情にあぐらをかき、「バレなければ大丈夫」の油断が浮気を誘うのであり、たとえば逆の立場なら自分はどう思うか、誠実な人ならほかの異性と親密になる前に恋人とは別れます。

それが自分へのけじめでもあるからです。

「恋人を裏切れる人」の恋愛観

長く片思いをしていた人に振られて本命でない異性と付き合うような流れは、良いか悪いかで判断できることではありません。

ですが、交際するのであれば責任が生まれます。

恋人がいるのに安易にほかの異性へと関心を向けられる、恋人を裏切ることができる人は、この責任から目をそらしているといえます。

後味の悪い終わりが自分のせいだと思うのであれば、まず反省するべきは人とのつながりを軽く見る心です。

自分の振る舞いが人を傷つける現実を、それが自分をも苦しめることを、忘れてはいけません。

「バレなければいい」では済まないのが浮気であり、知られてしまえば恋人を深く傷つけるだけでなく、自分もまた負い目から逃げられません。

その事実がその後の人間関係まで左右することもあり、「不誠実な自分」は避けるのが賢明といえます。

恋人がいながらほかの異性を好きになったときは、浮気になる前に真摯な謝罪でもって終わりを告げることが、相手にも自分にも正しい道であると思いたいですね。