おうちで過ごす時間が長くなり、自炊の回数が増えたという方も多いと思いますが、実は料理初心者でサッと用意できるレパートリーが少ないという方も多いのではないでしょうか。
また、実はあまり料理が得意ではない、とお困りの方もいるのでは。
そこで、今回はおうち時間を楽しめる時短レシピをご紹介!
料理の小ワザを教えていただいたのは、薬膳料理研究家の曽谷由佳さん。
曽谷さんは、特別な食材は使わず、台所にあるものやスーパーなどで手軽に購入できる食材を使ったオリジナルのおうち薬膳レシピを得意とします。
そんな多彩なアイデアと腕をもとに、料理初心者&料理ベタの人に向けて、15分以内で料理をつくるための裏ワザを5つ教えていただきました!
料理初心者向け! 15分以内でできる料理の裏ワザ5選
1.「すりおろさない長芋のとろろ」
曽谷由佳さん(以下、曽谷)「まぐろやサーモンの山かけ、とろろ蕎麦、月見うどん、山かけ丼、鍋の仕上げにふんわりのせたりと様々な料理で活用できる長芋のとろろ。
いざ自分で用意するとなると、すりおろすのが面倒ですし、触ると手がかゆくなったり、ヌルヌルしてすりおろしにくい長芋も。
そんなときには、ポリ袋に入れて、すりこ木や瓶などでたたくと手に触れずに簡単につぶすことができます。細かくたたけば滑らかな食感になり、あらめにたたけば少し歯ごたえのある食感に仕上がるので、用途別に使い分けてもいいですね」
2.「キャベツのゆかり和え」
曽谷「お弁当のおかずや常備菜にもなる簡単レシピです。キャベツはひと口大に切って、さっとゆでて水気をきります。ボウルに移したキャベツに、赤じそのふりかけをかけ、全体を混ぜ合わせましょう。キャベツをさっぱりと美味しくいただけます」
3.「めんつゆでゴーヤチャンプルー」
曽谷「ゴーヤチャンプルーを美味しく作りたい! そんなときには、通常、しょうゆや砂糖、だしなどで味付けするところを、めんつゆで味付けすることで、和風で美味しく食べやすくできあがります。
ゴーヤ、豆腐、豚肉などを炒め、めんつゆで味付けしてさらに炒め、溶き卵を回しかけて全体に混ぜ合わせたらできあがり。仕上げに鰹薄削りぶしをたっぷりかけていただきましょう」
4.「塩麹唐揚げ」
曽谷「唐揚げを手軽に美味しく作りたい! そんなときにおすすめなのが、こちら。鶏肉を塩麹に漬け込むだけで、しっとり柔らかい美味しい唐揚げができあがります。
ひと口大に切った鶏肉をポリ袋に入れ、塩麹適量を加えてもみ込んでしばらくおきます。
その後、片栗粉をまぶして、油で揚げます。より美味しく揚げるコツとして、鶏肉を菜箸でつまんで持ち上げ、時々、油の外に出しながら揚げるとカラッと美味しくできあがりますよ」
5.「ちゃんと包まない焼売」
曽谷「時々食べたくなる焼売。でも、ひとつずつ包むのが苦手ですよね。そこでおすすめなのが、この『ちゃんと包まない』方法。材料を混ぜ合わせて丸めて、刻んだ皮をまぶすだけで、簡単に見栄え良くできて、あとは蒸すだけの楽ちんレシピです。
焼売のたねは均等に分けて丸め、焼売の皮は5mm幅に切り、片栗粉少々を、丸めたたねの周りを包むようにふんわりとまぶして蒸しましょう」