異性、特に好きな人に「追いかけられたい」「求められたい」と願うのはよくあることですが、「追われる恋愛じゃないとイヤ」とこだわってしまうとせっかくの縁を逃します。

相手の労力や気持ちを無視した振る舞いは、かえって自分の価値を下げるだけ。

間違った関心の引き方が幸せを遠ざけることについて、お伝えします。

「追われる=価値が高い」?

性別や年齢に関係なく、「好きな人に追いかけられる恋愛こそ正解」と思い込む人はよく見ます。

仲良くなって距離が縮まると、それまで自分から送っていたLINEをやめ、相手が「何かあったのかな」と気にして連絡してくるのを待つ、デートも「週末は暇だから」とだけ言って相手が誘ってくるかどうか見る、「受け身」が始まります。

「自分のことが好きなら向こうから行動を起こすはず」

こんな人が願っているのは自分に愛情を向ける相手の姿で、ちょっと引いても向こうが動いてくれるだろうと一方的に期待し、それがかなわないと好かれていると思えません。

「何もしなくても求められる自分」こそ価値が高く、追いかけてくる姿が愛情の証として相手がそうなるように仕向けるのですね。

「追われる自分」を実感しないと好かれていると思えない、関係の安定を相手の関心任せにするのが特徴です。