「追わせる」より「対等な関係」を目指すことが“安定”を育てる
三年以上交際が続くカップルや、片思いからお付き合いへとスムーズに発展した男女に流れを聞くと、以下のような言葉が出てきます。
「絶対に付き合いたいと思っていたから、好きな気持ちは隠さなかったです。彼の好きそうなお店を調べるのも楽しかったし、彼が次に私の好みのお店を見つけてくれるのも幸せでした」(女性/30歳/セールス)
「彼女は俺の忙しいときは連絡を控えてくれて、でも暇になったらすぐ次のデートとかを考えてくれるから俺も彼女のために仕事をがんばれます。時間ができたら彼女を誘うのは当たり前ですね」(男性/28歳/インストラクター)
気がつくのは、好意を伝える自分を当然にしていることです。
彼らに「相手に追わせる」という考え方はなく常に相手の気持ちや状態を尊重し、自分の意思もしっかりと持って関係を続けています。
つながりを対等に保って、愛情を伝えることも受け止めることもためらわないのは、相手に心を開いているからです。
それがお互いに伝わることで、「愛される自分」を自然に感じられるのですね。
駆け引きもネガティブな依存も不要、まっすぐに愛情を育てられるのは、何よりも相手を好きな自分に自信を持つことが重要です。
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好きな人に追いかけられる刺激は確かに心地よいものですがその心地よさを感じるのは自分だけであり、相手だって愛されたいという気持ちがあります。
そこを無視して相手にだけ負担をかけるつながりが、「追われる恋愛」の現実です。
幸せな恋愛は、ふたりが対等に愛情を向け合う姿を見せることができて叶います。
「100%報われたい」はお互いさまだからこそ、まずは自分から伝えていく勇気を持ちたいですね。