泳げなくても楽しいプール!
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの屋内プールは、ただ暖かいだけではありません。
特筆すべきは、何と言っても優雅なデザインでしょう。
ラファエル前派の画家アルマタデマが描くローマ風呂のようなプールには、日常では滅多にお目にかかれません。
しかし正にその景色を見て、望めば泳ぐことができるのです。
プールサイドのデッキチェアにのんびり座って、華麗な装飾を眺めていたら、イタリアンリゾート気分に浸れること請け合いです!
ホテルのコンセプトを体感しよう
実はこのデザイン、アメリカのサンセミアン(サンシメオン)にあるハーストキャッスルのプールを彷彿とさせるのです。
何それ? ですか。
アメリカの新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストが膨大な美術コレクションを収蔵するために建造した屋敷です。
広大な土地にはアフリカから連れて来た動物たちが闊歩し、ゲストルームは本物のルネサンス芸術で飾られました。
細部の違いはありますが、室内装飾のコンセプトとしては東京ディズニーシー・ホテルミラコスタとご同類なのです!
そして屋内、屋外のプールとも、色調や規模こそ違うものの、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの施設と構造がよく似ているのです。
ローマ風呂のような屋内プール
屋内プールで先ず目を引くのは、白いギリシャ風の円柱です。
これらの円柱により、メインプールと両脇にある浅いプールやジャグジーバスが仕切られています。
白い円柱と見事に調和しているのが、プール底に敷き詰められたライトブルーのタイルです。
屋内プールに足を踏み入れるなり、白とライトブルーが目に飛び込んできて、冬の曇天も忘れさせてくれます。
その上、プール底のタイルには紺碧と金も使われ、モザイク模様も楽しめます。
更にステンドグラスに飾られた、半円形の天窓とアールヌーボー風のシャンデリアもプールの内装としては、かなり贅沢です。
平泳ぎが得意な方なら、天窓のステンドグラスを背景に、シャンデリアが下がる景色を鑑賞しながら泳げますよ。
背泳ぎが好きな方は、シャンデリアを真下から眺めながら泳げます。
しかも、シャンデリアは二つあるため背泳ぎではゴールの目安にもなるのです。