対象となる住宅は?

・一定の、あるいは高い省エネ性能等を有する住宅である
・自ら居住する新築住宅である
・住戸の床面積が50平米以上である
・土砂災害防止法に基づく、土砂災害特別警戒区域外に立地する

これらの条件を満たした住宅に補助が出るのですが、住宅の種類によって補助額は異なります。

1.ZEH住宅:100万円

「ZEH」とは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略称で、エネルギー収支をゼロ以下にする家という意味。

強化外皮基準に適合し、再生可能エネルギー等を除き、基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量が削減される性能を有する住宅のことです。

経済産業省では省エネにつながるZEHの普及を目指していて、その結果2020年時点でハウスメーカーが新築する注文戸建住宅の約56%がZEHとなっています。

2.高い省エネ性能等を有する住宅:80万~100万円

認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅がこれに当てはまります。

2022年10月より認定基準が変更となっており、新基準で認定されると補助額が100万円になるそう。

3.一定の省エネ性能を有する住宅:60万円

断熱等性能等級4かつ一次エネルギー消費量等級4の性能を有する住宅がこれに当てはまります。こちらは、2022年6月までの契約が対象です。

そのほかの条件

・交付申請時に一定以上の出来高の工事完了が確認できる
・契約の締結日が2021年11月26日以降である
・建築着工時、事業者がこどもみらい住宅事業者として登録済みである

こどもみらい住宅事業者とは、新築住宅の建築事業者または販売事業者、リフォーム工事の施工業者で、あらかじめ登録をした事業者(工事施工者または販売事業者)のこと。私たち一般消費者に代わり、補助金申請を行います。

補助金申請の流れについては後述します。