帝国劇場の長い歴史の1ページに残る作品に
『キングダム』は2023年に上演されるが、帝国劇場は建て替えのため2025年に休館となる。そのため、彼らは帝国劇場の長い歴史に思いをはせる発言も。特に三浦はハク役で出演した舞台『千と千尋の神隠し』で、橋本環奈と上白石萌音がカンパニーを背負い帝劇に立つ姿を間近に見られたことが貴重な経験だったそう。「そこで学んだことを、今回は洸と一緒にがんばりたい」という。
牧島は、来年が113年目となることに着目。「それだけ長い歴史があるなんて、本当にすごいこと。その113年目の歴史を創れるような作品を僕たちが創りあげたい」と話す。
小関は「劇場にしみ込んだ痛みや汗、笑い、かつてあったであろう拍手の反響音、そういったものを自分の力にしながら過ごせたら」と口にした。
高野も「たくさんの役者さんが出演されてきた歴史ある劇場。僕にしか出せない色味を出すというよりは、新しい発見をするという意気込みで」臨みたいという。
さらに、ジャニーズ Jr.として10代前半から帝劇に出演していた鈴木も「当時は中学生で、帝国劇場に立たせてもらえるありがたさをなかなか実感することができなかった。でも『キングダム』では、歴史の重みを感じながら一生懸命作品を創っていきたい」と発言。
神里も「『いつかあのステージに立ちたい』と思っていたので、今回それが叶って本当に嬉しい。一瞬一瞬を大事にして劇場に通いたいと思います」と、思い入れを語った。
「『キングダム』は壮大な世界観が魅力。そして信がつらい時はつらくなるし、戦っている時は『勝ってくれ』と心から思う。漫画を読む人、映像や舞台を観る人は、ハラハラドキドキしながら信と一緒に中華統一を目指しているような感覚になって楽しめる」のではないかという三浦。彼らの熱気に満ちた舞台の幕開けを、期待しながら待ちたい。
公演情報
2023年2月5日(日)~2023年2月27日(月)
会場:東京・帝国劇場
2023年3月~5月に大阪(梅田芸術劇場メインホール)・福岡(博多座)・北海道(札幌文化芸術劇場 hikaru)にて上演