「子どもが県外の大学に進学して、塾の送迎も大量の買い物もなくなったことで自分の時間が増えて、思い切ってジムに通い始めました。
前からダイエットしたかったし、家族以外の人と話す機会もほしかったので大きなジムに入会を決めましたが、自分と同じように子どもが巣立ったお母さんたちと知り合えて、いろんな話ができて楽しいです。
家に帰るとやっぱり寂しさを感じるけど、フィットネスの動画やウェアのサイトなどをゆっくり見る時間があるのはうれしいですね」(45歳/セールス)
空の巣症候群を乗り越えたママに多かったのが、新しい環境を用意すること。
ジムや図書館など、家を離れて身を置く場所があると気分転換になり、そこで新しい刺激を得られます。
その刺激は自分のためのもの、これまで家族のために使っていた時間を、今度は自分の楽しみを味わえる居場所に費やせることで、前向きな気持ちになれるのですね。
静かな家に戻るとこみあげる寂しさも、今の楽しみを広げる時間に使えることで孤独感が消えていきます。
ジムに通うママは「おかげで子どもとの会話が増えた」とも話していて、子どもの自立をきっかけに自由な時間を謳歌する姿を共有できるのも、幸せだなと思います。
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