「彼氏がいても別の男性に好意を持つ」理由とは?
上記の女性Aさんは、「彼氏に特に不満はない」と言いながら仕事で付き合いのある既婚男性に強くひかれており、どうすればいいかで悩んでいました。
どうすればとは言っても出てくる選択肢は決まっており、
「独身の彼氏と別れて既婚の男性に告白するか」
「既婚の男性のことは諦め独身の彼氏との交際を続けるか」
「ふたりとも諦めるか」
と、いずれにせよ彼女自身が気持ちの方向を決める必要があります。
Aさんは、「そもそもどうして彼氏以外の男性に気が向くのだろう」と力なくつぶやいていました。
彼氏との交際が順調なら別の男性など目に入らないはずで、「彼氏以外の男性に恋愛感情を持った自分」に強い戸惑いと不信感を覚えていたのですね。
恋愛に真面目な人ほどこんな自分を知れば混乱しますが、Aさんがこの男性に恋心を持った理由のひとつには「相手が既婚者」という油断があったのかもと思います。
相手が既婚なら最初から恋愛関係にはならない、と了解している「気安さ」が、警戒心を薄くして打ち解けやすい空気を生み、相手にとっても心を開きやすい存在と映る可能性はあります。
彼氏ともそんな「何でも話せる間柄」の延長で交際が始まっており、Aさんにとって恋愛の相手がそもそも「コミュニケーションを気軽にとれる人」になるのではないでしょうか。
この既婚の男性は、「彼氏と違いいつもこちらの意思を確認してくれる」ところにコミュニケーションのとりやすさがあり、打ち合わせ後の世間話などで仕事以外の会話が増えるのも、心の距離が縮まる要因だったのだろうと感じます。
彼氏とは違う新鮮さ、彼氏とは違う魅力、そして自分への接し方の違いも、実感するほどに関心が増していくのは仕方がないのかもしれません。
問題は「既婚者に恋愛感情を持つ自分」ではなく、「彼氏がいるのに別の男性に好意を覚える自分」です。