日本でやるよりも、気合いはさらに入ってたかもしれないですね。言葉ができない分、そこを見せつけなきゃいけない、パフォーマンスを誰よりも認められたいって言う気持ちが強かったからだと思います。

――SNH48のメンバーと初めてダンスを合わせられていかがでしたか? 佐江ちゃんの100%の力は出し切れましたか?

ハイ。今回は、100%自分自身で戦ったというか、自分の見せられるものをすべて出そうという思いでいました。SNH48のメンバー達もすごく成長しているので、彼女達に合わせるというよりも、彼女達が私の必死さについて来てくれているのを感じていました。

初め、彼女達は、もう自分達はできるから、と気を抜いていた部分もあったんですけど、その中で私とまりやんぬは、公演前日のリハーサルから合わせて計4日間ぐらい100%の力を出し続けていました。そういう姿を見て何かを感じてくれたメンバーもいたし、自分は自分と思った子も中にはいたかもしれません。

正直なところ、今回は同じステージに立って、自分自身に必死だったり、ファンの人を盛り上げることとか、魅了することに必死で周りを見る余裕がなかったんです。でも、これから余裕ができてきたら、みんながどういう姿勢でステージに臨んでいるかっていうのも分かってくるんだと思います。

――そうしてメンバーとしての絆が深まっていく、という感じでしょうか?

今までは私とまりやんぬは、みんなに教える立場だったけど、いざ自分達がみんなの中に入ったら、逆にみんなが「ここはこうだよっ!」って教えてくれるようになったりして、この1年でいい意味で立場が逆になったことがうれしいですね。

違う場面では自分達が教える側になったり、またみんなから教わったりして、やっとメンバーになれたんだなぁ、と実感した公演でもありました。

――そして、ステージ上ではなるべく泣かないようにしたい、と言われていましたが(第33回)、涙が出てしまったようですね。

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