[第36回]宮澤佐江、SNH48劇場デビュー公演の舞台裏(前編)

 

ハイ。絶対泣きたくないと思っていたのは、“ステージの上で泣くな”ってずっと教わってきたからなんです。ステージの上で喜びの涙を流すのは悪い事じゃないけど、SNHの子の中には頻繁に涙を流してしまう子も多いので、私はステージの上では演じきって、感情は舞台裏で出そうと決めてたんです。

それがいい背中となって、彼女達のプロ意識につながってくれればいいな、と“絶対泣かない宣言”してステージにたったんですけど...。

ちょっと、こらえきれずに最終的にはポロっと落ちてしまって…… ﾃﾍﾍｯ(*ﾟｰﾟ)>。

――ポロっと、ひと粒？ でした？

ひと粒…… じゃなくて、結構ガァーーーーーーーーっと！！！（笑）

――（笑） 聞く所によると、涙が出てしまったのは『支え』を歌っていた時だとか。歌ってる間も、涙を相当ガマンしている様子が取材席から拝見していてもわかりました。

そうなんです（笑） 『支え』は、いちばん最後に「宫泽佐江！」って自分の名前を言うまで、ずっと下を向いて待ってなきゃいけないんですけど、その間に溜まりにたまった涙が自動的にタラーーーーーってたれちゃったんです。自動的にっ！

だから、それは、私が流したくて流した涙じゃなくってですねぇーーーーー（汗汗）

――重力に負けた？（笑）

とうです!!! じゃなくて、そうですっ!!!（笑）

この１年いろんなことがあって、ファンの皆さんがいての自分だってことも実感できて、そしてこの『支え』という曲は、自分の中でもずっと大切な曲だったから……。まさかそれをチームK以外のメンバーと歌える日が来るなんて、っていう気持ちもありました。

――それをお聞きすると、こちらもグッと胸が熱くなるものがあります……。

いま「歌詞を持ってくれば良かったな」ってすごく思ったんですけど、実はチームKで歌ってる『支え』の歌詞と、中国語で歌ってる歌詞って全然違うんですよ。