クイズ形式にして会話を楽しむ
子どもは正確な答えを求めていません。会話を楽しみたいのです。それを踏まえ会話を楽しくするためにはクイズ形式にしてみるのもオススメのようです。
例えば子どもが「何でこんなに寒いの~」と質問してきたら「問題です!寒いのは夏だからでしょうか?冬だからでしょうか?」とクイズにして子どもに聞いてみます。すると子どもは自発的に考え、そこから会話が広がったり、逆に別のクイズを出してきたりと、親子ともに会話が楽しくなります。
うっとうしいという考えを捨て、いっその事楽しむ。そういう考えを持つと良いですね。
子どもが知っていることや具体例で説明する
「何でお花には種があるの?」という子どもの質問に「この間公園で見つけたお花があるでしょ。お花は枯れる時に次のお花を咲かせるために種を残していくのよ」と答えてあげれば、子どもが知っていることと結び付け、時系列で物事が理解できるから良いと言います。
また「何で猫は毛をなめるの?」という質問に「人間がお風呂に入って体を綺麗に洗うように、猫も体をなめて綺麗にしているのよ」と答えてあげれば、具体的にイメージしやすいです。
このように子どもがすでに知っていることや、日常的な行動を具体例としてあげながら説明すると子どもは分かりやすく納得しやすいと保育士は言います。
分からない質問は素直に分からないと言う、そして褒めてあげる
鋭い子どもの質問に、答え方が分からない、または本当に分からないこともあるはずです。そういう時は隠さず素直に「分からない」ことを子どもに伝えた方が良いようです。
そして大人でも分からない質問をした子どもを褒め、大人でも知らないことがあるということが伝われば、大人になっても学ぶ必要性があることが分かり、学ぶことは無限だということが自然に伝わります。
これから小中高・大学まで長い期間学ぶ子どもにとって「人生はずっと学び」だということを知るきっかけになり良いようです。
まとめ
このように、子どもの「何で?」にうまく付き合うコツは色々あることが分かりますが、子どもの性格やタイプによってどの方法が良いのかは親しか判断できませんから、色々試してみるのも良いでしょう。
幼少期の子どもの疑問は大人が上手く付き合ってあげれば、好奇心旺盛で、知的探求心が持続する子どもになる可能性が高いと言われていますから、面倒くさがらずうまく付き合ってあげたいですね。
無限の可能性を持つ子どもたちが、その可能性を最大限に発揮して活躍できる大人になることを心よりお祈りいたしております。