快適な眠りのためには漢方薬もおすすめ
入浴する時間がないという人は、漢方薬もおすすめです。漢方薬のなかには、からだを温めたり、代謝を高めたりするだけでなく、不眠の症状に対して効果があるものもあります。
快適な眠りを得るためには、
・血流をよくして、中枢神経の機能を回復し安眠に導く
・いらだちや興奮を鎮めて寝つきをよくする
・自律神経の乱れを整える
などの働きがある生薬を含む漢方薬を選びます。
漢方薬は、西洋薬のような対症療法ではなく根本からの体質改善が目指せるので、不眠になりにくいからだ作りにも役立ちます。
冷える人におすすめの漢方薬
真武湯(しんぶとう)
からだを温め、水分循環をよくして新陳代謝を高め、冷えや胃腸症状を改善します。
眠れない人におすすめの漢方薬
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
血液循環やエネルギーを活性化し、自律神経を安定させ、心を落ち着かせることで不眠を改善します。
熱帯夜でも、質の高い睡眠をとることで、一日をよりエネルギッシュに過ごせるでしょう。
漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。
合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用があらわれることもあります。
「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスでは、漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、一人ひとりに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。スマホで完結するので、忙しい人でも気軽に相談できるのが特徴です。
*
夏になるとありがちな、エアコンの温度設定をめぐる家族のいざこざ。喧嘩になる前に、まずはお互いの体感温度の違いについて話し合ってみましょう。
そして、寝室環境を整えたり、お風呂にゆっくり浸かったり、漢方を飲んだりなど、自分に合った体感温度コントロール法をぜひ試してみてください。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。
「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘル-youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。