5: 白か黒かはっきりしないと気が済まない

喧嘩ではどちらの言い分が正しいか決めようとする、予定が決まっていない(あるいは予定通りに進まないと)イライラする、など物事を白か黒かはっきりつけたがる人も注意が必要です。

そういう人は完璧主義な傾向が強く、細かいことにもこだわりが強いです。そして、心を許した身近な存在にも同じように要求する(押し付ける)可能性があります。

グレーゾーンや複雑さを受け入れ難く、自分の意見を押し通すことに執着します。

彼のモラハラ化を防ぐ方法は?

あなたの彼は、モラハラ夫化しやすい傾向にいくつ当てはまりましたか?

たくさん当てはまった、心当たりがある、という場合は、彼との付き合いに固執せず視野を広げて、新しい出会いに向かうという選択肢を持ってみてもいいかもしれません。

ただ、モラハラ化は止めることも可能です。彼とのコミュニケーションでは、以下の2つを意識してみましょう。

  • 彼に合わせるだけでなく、自分の気持ち(本心)を伝える
  • 彼だけに依存せず、他の楽しみを増やす(依存先を増やす)

これらを意識すると、お互いのことを尊重しながらコミュニケーションを取り合えるカップル(夫婦)に変わっていける可能性は高くなります。

モラハラ化しやすい傾向のある彼と結婚をしてしまうと、離婚するのにとてつもなく大きな労力を要することになります。

彼との付き合いに不安やストレスを感じている場合は、太田さんがお伝えしてくれたことを参考に、彼との今後の付き合い方について考えてみてください。

新しい出会いの際も、今回のお話の内容は活かせるのではないでしょうか。

【取材協力】太田瑠美(おおた るみ)

『Re:gene(リジェネ)』太田瑠美

モラハラ解決相談所『Re:gene(リジェネ)』所長。

自身もかつて夫によるモラハラに悩んでいたが、1年がかりで修復。

2015年より「同じ思いで苦しんでいる人の助けになれれば」と活動を開始。現在までに約1300件を超す相談を受け、解決に導く。その活動が、産経新聞・神戸新聞・NHKほっと関西など、全国のメディアに取り上げられ、反響を呼んでいる。

3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。 2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。 [ブログ]