「肉めし 岡もと」の厨房で煮込まれる「肉めし」のアタマ

”頑固おやじが作る市場のぶっかけ飯というコンセプトのもとで誕生した、進化系肉めし専門店「肉めし 岡もと」。

この暑い中でも飛び回るサラリーマンを中心に、その味に魅了された多くの人たちにアツい支持を受け、連日客足が途絶えない人気ぶりを見せています。

しかし、食べたことがない人にとっては、牛丼でもカツ丼でも親子丼でもない、「肉めし 岡もと」による「新しい肉丼」の味が想像できないものでもあります。

ここでは人気急上昇中の「肉めし 岡もと」のストーリーを紹介しながら、肝心のその味を実食しレビューします。

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  • 「牛すき肉めし」979円(税込)
  • 1枚の肉をすくい、かっ食らう!
  • 「肉めし」759円(税込)
  • 1つ1つの具材にしっかりタレが染みています
  • 「肉玉めし」869円(税込)

新橋の超人気肉丼専門店がルーツだった

まず、「肉めし 岡もと」のストーリーから紹介しましょう。

2014年、サラリーマンの聖地・新橋に「岡むら屋」といった肉丼専門店がオープンしました。明治時代の牛鍋をヒントにした丼で、最盛期は都内に5店舗近く展開。多くのガッツリ系食を求める人々に支持を受けましたが、コロナ禍の最中に全店舗が閉店。

「『岡むら屋』の味は幻になった」と、惜しむ常連が多かったようですが、2022年8月、あの「岡むら屋」が「岡もと」に屋号を変えて復活。それこそがこの「肉めし 岡もと」というわけです。

「岡むら屋」時代から継承された、大きな鍋でこだわりの割り下、秘伝のかえしで煮込まれる肉と豆腐は、従来の「岡むら屋」ファンだけでなく、新たなファンをも獲得し伝説を再び更新し始めたというわけです。

「肉めし 岡もと」の基本となる4つの「肉めし」

「肉めし 岡もと」は以下の4種類の「肉めし」が基本メニューになります。

「肉めし」759円(税込)

「肉玉めし」869円(税込)

「特肉めし煮玉子/煮大根」979円(税込)

「牛すき肉めし」979円(税込)/(頭ノ大)1,199円(税込)

これらに追加でトッピングすることができるほか、また、定食などにも変更が可能です。「肉めし」をさらに美味しくする「生姜玉ねぎ」「特製辛味ダレ」は無料で、これを使って味変を楽しむ人も多いとのことです。

なんとも食欲がそそられますが、今回はこのどんぶりを3種実食してみたいと思います。

丼の縁に垂れ下がった牛すきをすくいながらカッ喰らう!

まずは、「牛すき肉めし」からいただきましょう。

まず目を引かれるのがそのビジュアル。もはや丼が見えなくなるほど四方を肉が覆っています。そして、肉の上には、ネギと黄身がのっていてご飯も見えません。

このビジュアルを前に「どこからいただくべきか」と悩む筆者でしたが、臆することなく1枚の肉をすくい、隠れていたご飯と一緒にカッ喰らうことにしました。

実際に口にしてみると、見た目よりも意外とあっさりしており、そして噛み締めるほどに丁寧な調理を感じる出来栄え。

ネギがアクセントとなり、そして、黄身のまろやかさが全体を包み込み、肉の美味しさを引き立ててくれているような印象を受けました。

もちろんご飯との相性抜群。肉と一緒にご飯がガンガン進む一品でした。