「やせ呼吸」であらわれる体に嬉しい9つの変化

1:お腹がペタンコに

横隔膜呼吸を行うと、お腹を内側からコルセットのように引き締める横隔膜が刺激され、お腹がへこみます。

2:疲れにくくなる

「やせ呼吸」で酸素と二酸化炭素のバランスが整うと、酸素が細胞のすみずみまで運ばれて、疲れにくい体に。

3:ボディラインが美しくなる

横隔膜を大きく動かしながら「やせ呼吸」をすると、お腹まわりの呼吸筋が使われて姿勢がよくなり、全身が引き締まります。

4:尿もれが改善

横隔膜を動かしながら大きく呼吸をすると、運動して骨盤を支える骨盤底筋群が動き、弱った筋肉が鍛えられます。すると、尿もれが改善!

5:脂肪と糖質が燃えやすくなる

「やせ呼吸」で酸素量がコントロールされ、代謝がアップ。まずは糖質、次に脂肪が燃えやすくなります。

6:ストレスが軽減する

横隔膜呼吸で自律神経の集まる横隔膜を刺激すると、副交感神経が優位に。ストレスが軽くなります。

7:よく眠れるようになる

特に寝る前に横隔膜呼吸を行うと、副交感神経が優位になるので寝つきがよくなります。また中途覚醒も減り、深い睡眠に。

8:集中力がアップする

酸素と二酸化炭素のバランスが整うので、脳に酸素がしっかり行き届くようになり、頭の中がスッキリ、クリアに!集中力がアップします。

9:血圧が下がる

横隔膜呼吸で血圧をコントロールしている自律神経のバランスが整います。血圧が安定し、高い血圧がダウン。

この本で紹介している「やせ呼吸」は3種類ありますが、日頃から浅い口呼吸が習慣になっている方は、その中のひとつ「いの口呼吸」から始めましょう。

短く速い口呼吸がクセになっている人は、息を吐き切ることができません。すると肺の中にいつも空気が残ってしまい、酸素と二酸化炭素のバランスが崩れる原因になります。

「いの口呼吸」は、口を「い」と発音するときのように横に広げた状態で息を吐ききる呼吸法です。これで長く強く息を吐ききる力が身に付きます。

横に薄く開いた口から、肺の中の空気をからっぽにするように吐き出して。意識して吸わずに自然と空気が鼻から入ってきたら、上手く吐けています。やり方は以下の通り。