もっとも多く新規ファンを獲得したのは2012年
そして1位となったのは2012年である。以前の記事『【関ジャニ∞】興行規模ランキングで1位! 躍進の理由は「ライブ」へのこだわりだ』(https://ure.pia.co.jp/articles/-/19365)でも分析したように、8周年はエイトにとって非常に重要な年で、メディア露出も目立った。
たとえば「∞祭」や「すごはち」などファンと間近でふれあえるイベントを開催し、FC会員ではなくともエイトと会える(しかも無料……!)機会が設けられた。また映画『エイトレンジャー』の公開、紅白初出場も2012年だ。
メンバーはしきりに「エイターに感謝を伝える年」だと述べていたが、結果的に新しいファン層の獲得にもつながったことが今回のリサーチから分かった。
このリサーチ結果をふまえて、「ライブに何回行った?」というリサーチ結果もみてみよう。
1位 1〜3回(23.28%)
2位 10〜20回(18.7%)
3位 4〜6回(15.65%)
4位 7〜9回(11.64%)
この結果からすると、今回の「関ジャニ・リサーチ」に回答した人のうち、ライブに行った回数が10回未満(1〜9回)の割合が全体の50.57%を占めていることが分かった。
もちろん、この数字だけでは何年度からライブに出向いているのかは知りえないが、1位の1〜3回という数字をみると「ファンになった年」ランキングの1位・2位を記録した2012年と2011年からライブに参加している人が多いのではないかと推察できる。
「JUKEBOX」というテーマを貫いた挑戦的なツアー
さて、舞台は再び東京ドームへ――。
お手洗い待ちで長蛇の列をつくるエイターを横目にドームの中へ。すでにペンライトを手にしたエイターが臨戦態勢で巨大な球体全体を埋め尽くしている。中には大きな手鏡でヘアメイクの最終チェックを行う乙女な(?)女性エイターや、男性同士で談笑する「男のエイター」の姿も。
すると、どこからともなく聴こえてきたのは「エイトコール」だ。開演直前に開場の温度をガンガンと上昇させる「エイト!エイト!」という歓声は、次第に大きくなっていく。5万5000人の「エイトコール」は圧巻の一言で、 このエネルギーに包まれたエイターのテンションもますます急上昇、「これだけ会場が暖まっていれば出て行きやすいわ」となぜかアイドル目線でつぶやきたくなる安定感だ。