聞いたことを繰り返し言ってもらう

何か子どもに言ったら、それをそのまま繰り返し言わせるようにすると、聴覚系だけでなく、記憶系、思考系、伝達系の脳分野が刺激されます。

言わせるというより、ゲーム感覚でできるといいですね。

音楽を聞くことを習慣にする

音楽を耳に入れることは、聴覚系脳番地をダイレクトに強化します。生の音楽でなくても、ママの鼻歌でもいいのです。

また、聞く力を強化するには、ラジオは便利なアイテムです。テレビやスマホなど、とかく視覚系脳番地を刺激するモノがあふれている今の時代ですが、ラジオなら忙しい朝でもただ流しておけばいいのですから。

耳を使う遊びをする

しりとりや逆さ言葉遊び(「ポテトサラダ」を反対にするとどうなるか、といった遊び)など、あえて耳を使う遊びをしてみてはいかがでしょうか?

声には出さないけれども自分の内側にある言葉を「内言語」と呼びます。聴覚系や伝達系の脳番地が弱い子どもには、この内言語が未発達である場合が多いそうです。

しりとりや逆さ言葉遊びをすることで、子どもの内言語が育ちます。

まとめ

まず、男の子は「聞く力」が弱い、という認識を持つだけで、男の子の子育てはだいぶ楽になる、と加藤先生は書いています。

より詳しく子どもの脳育てについて知りたい方は、ぜひ『男の子は「脳の聞く力」を育てなさい』をお手に取ってみてください。

子育てというと、あれもこれも言っておかなくては、と焦ってしまうママも多いかもしれませんが、ここはあえて黙り、子どもを信じて待つ、というトライアルをしてみてください。

便利な世の中になっても、子どもが大人になるのが早くなるわけではありません。子どもの成長を焦らず、見守っていけるといいですね。