子どもがいる家庭で、秋冬におすすめの野菜
――秋から冬にかけて、お子さんがいる家庭でおすすめの野菜や果物があれば教えてください。
テツさん:さつまいもはどうでしょうか。
常温で保存できますし、料理にもおやつにも使えます。種類が色々あって迷ってしまうかもしれませんが、焼き芋にするなら、糖度の高い「紅はるか」や、なめらかさのある「シルクスイート」がおすすめ。
味噌汁に入れたり、天ぷらにするならホクホク感のある「鳴門金時」を使ってみてください。レモンの形のようにまんなかがふっくらしたものを選ぶのもポイントです。
あとは、りんごもおすすめです。くし切りにして冷凍することもできるんです。半解凍すればシャーベットのように食べられますし、凍ったままフライパンでソテーしても美味しいですよ。
りんごは冷やすほど糖分を強く感じることができるので、そのまま保存するときもぜひ冷蔵室に入れてください。
見習いたい!テツさんに聞いた「野菜種別・保存のコツ」
きのこ類
きのこ類は、冷凍すると旨み成分がアップするのでぜひ冷凍して使ってみてください。
石づきを取り除いて使いやすい大きさに分けたら、フリーザーバッグに入れるだけ。数種類を混ぜてもOKです。
白菜
生のままざく切りにして冷凍し、凍ったまま鍋料理やスープに入れることができます。
凍ったまま炒めると水分が出やすいですが、水溶き片栗粉でトロみをつければ美味しく食べられますよ。
大根
大根は皮をむき、輪切りなど、使いやすい大きさに切って1回分ずつラップに包んだらフリーザーバッグに入れて冷凍します。
大根おろしもそのまま冷凍することができます。大根おろしは自然解凍で使ってください。
ちなみに大根は部位によって食感や辛みが違うので、使い分けるとよいです。だいたい3等分して、一番下の方は辛みが強いので大根おろしに。中心は柔らかいのでおでんや煮物に。
葉っぱに近い部分は甘みが強く、硬めなのでサラダに向いています。
ねぎ
長ねぎの青い部分を捨ててしまっている人もいるかもしれませんが、青い部分は日が当たって青くなっているだけで、白い部分と同じものです。
土が気になる場合はしっかり洗えばOK。鍋料理や薬味などに使ってみてください。もちろん冷凍保存も可能です。
小ねぎは小口切りにして、水気をとり、フリーザーバッグに入れて冷凍しておくと便利です。
ほうれん草
ほうれん草は「シュウ酸」という成分を取り除くために、どこかの工程で茹でることが必要です。
そのため、かためにゆでて食べやすい長さに切り、小分けしておくと使いやすいです。
小分けにしてラップで包んでから、フリーザーバッグで保存しましょう。