あっという間に傷んでしまう野菜やお肉などの生鮮食品。

安く売られていても、大量に購入するのはためらってしまいますよね。せっかくだからと冷凍保存しても、なぜか解凍したらおいしくない、なんてことも。

でも、実はおいしく冷凍するにはコツがあったんです。今回は、冷凍王子こと西川剛史さんに、おいしく冷凍保存する裏技を聞いてきました!

常温・冷蔵では栄養はどんどん減っていく!?

通常、翌日や翌々日に使ってしまう野菜やお肉は、冷蔵庫や常温で保存しておくもの。でも栄養面からみると、冷凍したほうがいいと西川さんは言います。

 「冷蔵庫や常温の保存では、栄養価はどんどん落ちていきます。買ってすぐに冷凍することで、栄養価が高い状態がキープできるのです。なかには冷凍することでよりおいしくなる食材もあります」

 冷凍したほうがおいしいと言われるものに、キノコ類があります。ほかにも、意外なところではしじみも冷凍するといいのだそう。

 「しじみは冷凍することでうまみ成分が増えます。

塩水で砂出しをしてから、スクリューコンテナに入れたのち、水をしじみがひたひたになるまで入れます。あとはふたをして冷凍するだけ。

食べる時は、コンテナをひっくり返して氷漬けのしじみを鍋に入れて火にかければOKです。1ヵ月未満で使いきってください」

 潮干狩りで大量にしじみを取ってきたときや安売りしているときなどに、チャレンジしたい冷凍術ですね。でもこういった方法は自分ではなかなか思いつかないもの。おいしく食べられるように保存するには、

なにかコツがあるのでしょうか。

 「冷凍することで賞味期限が長くなりますが、常温や冷蔵に比べ、冷凍・解凍があるためミスが起きやすく、それがおいしさを損ねる原因になっています。おいしく冷凍するためには、正しい前処理と正しい解凍が必要なんです」

 ではどのようにすれば「正しい前処理、正しい解凍」ができるのでしょうか。冷凍する時、解凍する時、それぞれのコツを教えてもらいました。

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