胡椒餅(フージャオビン)
その名の通り、効きすぎるくらいに胡椒の効いた肉がたっぷり詰まった丸いバンズ。餅と言ってもパンに近い食感で、外はパリパリ、中はジューシーだ。
夜市などで丸い筒状の窯の内側に貼り付けて焼いているのをよく見かける。焼き上がりの時間が近づくと行列ができる。
台北駅の北側にある「福元胡椒餅」は小さなお店だが、台湾一の絶品胡椒餅だと言うファンも多い。
次の焼き上がり時間が書かれた看板が出ているので、それを目安に訪れるとアツアツのできたてが食べられる。ただし、すぐに売り切れてしまうので焼き上がり時間の少し前に訪れること。焼き立ては熱くて手に持っていられないほどなのでやけどに注意だ。
「福元」の胡椒餅はやや小ぶりだが、外皮がパリパリで甘みがあり、味がしっかりしていてとてもジューシー。
福元胡椒餅(フーユェンフージャオビン)
台北市華陰街42-19號 TEL:02-2558-0198
12:00~19:00 日曜休
蛋餅(ダンビン)
台湾の朝ごはんの中でも隠れた人気メニューと言えるのが蛋餅(ダンビン)。
クレープのようなシートと卵を一緒にくるくると巻いた、卵クレープのようなもに甘辛い醤油ダレをかけて食べる。皮はパリッと、そして卵はふわっとしており、好みでピリ辛のタレも追加できる。
台湾には蛋餅を出す朝食店が多く、パンやサンドイッチを扱う店でも、豆漿店でも食べられるが、クレープ生地は通常、各店の手作りなので、この味が蛋餅の美味さを左右する。
モチモチした少し甘みのある皮をパリッと焼き上げている店は、卵との相性も良くて美味しい。
雙連市場の朝市の北側の端、錦西街上にある小さな豆漿店『雙連豆漿』の蛋餅は生地と卵のバランスが絶妙で、甘口の手作りダレも美味。市場の散歩の途中で寄ってみてはいかがだろうか。
雙連豆漿(スァンリェンドウジャン)
台北市錦西40號 5:15~00:15頃 日曜・木曜休