垣間見える「元カノ」への関心の大きさ
「普段は、ゲームとか仕事のこととか、お互いの近況を電話やLINEでは話していたのですね。
Aは男の人だけどコソコソしたくないので彼氏にもきちんと話していて、理解してもらっていました。
それでAにも彼氏の話なんか少しするのですが、そこからAの元カノさんの話題になることが増えたと気がついて」
晶子さんが気になったのは、Aさんが口にするのが「いつもSNSにある元カノさんのアカウントから得た情報」だったことです。
今日は何を食べたとか誰とどこに行っていたかなど、投稿された内容を「楽しそうでよかった」と話す一方で、「新しい彼氏はまだいないみたい」と繰り返すAさんに、未練があるのだなと晶子さんは感じます。
最初は今やっているゲームについて話していたのに、気がつけば元カノの「会社の男を褒めていた」「裏でどんな仲になっているやら」とSNSの投稿についてストレスを溜めているAさんの様子を、晶子さんは心配していました。
「未練があったら、別れた元彼のアカウントを私も追うかもしれないと思ったら、Aの気持ちはわかるのですね。
気になってチェックするのも理解できるのですが、何ていうかA自身に元カノさんを忘れる気がないし、いつまでそうするのかなって」
まだ好きなら接触してみれば、とアドバイスまがいのことも言ったという晶子さんですが、そのときは「喧嘩して終わったから、きっと嫌われている」とAさんはすぐに返したそう。
嫌われているかもしれないのに元カノのアカウントを日々チェックしては行動を確認するような姿からは、関心の大きさが伝わってきました。