[第57回]宮澤佐江、"大組閣"の心境を語る。兼任、リーダーへの思い＆当日をふりかえる

 イベント会場に参加しなかったから、“自分には何もないんだろう”と思いながらも、いつ呼ばれるか分からないし、ドキドキしてて。AKB48の発表が終わった時点で“兼任はもうないな”って思ってたから。SKE48と聞いたときは、スゴくびっくりしましたけど、もちろん嬉しかった。

――佐江ちゃんのブログや、テレ朝動画の『シャンハイスクール48』の中でも「驚きもあったけど、新しいチームで、また、活動できるのが嬉しかった」って、言われてましたもんね。

そうですね。やっぱり1年前のAKB48との兼任が発表されたときは、SNH48のメンバーとしての活動ができていなかったと思ったし、メンバーとしてではなく、ただの指導者としての立場だけの活動でしたから。

スタートした当初から、さまざまなこともあって、自分がこれからどうすればいいのか分かりませんでした。今思えば、気持ちが落ちていたときに、AKB48との兼任が発表されたんです。兼任が発表された後、スタッフさんに「何で喜ばないの？」って言われたときには、その意味が全く分かりませんでした。“何で喜ばなきゃならないんだろう”って。

私は、いろいろな覚悟をしてSNH48に行くって決めたにも関わらず、メンバーとしての活動も、まだ何もできてない。そんな状態で、“何で兼任を喜ばなきゃいけないんだろう”って思って、ずっとモヤモヤしてたんです。

その結果、賛否両論はありましたが、昨年の総選挙での発言になったんです。チームKの宮澤佐江をスゴく好きだって言って下さるファンの方もいますので、私の中でも、チームKじゃなくなるっていうのは、正直スゴく悲しい気持ちもありました。

でもその気持ちを押さえて、覚悟して“私はSNH48に行く”って決めていました。だから、“あの発言を後悔していない”って今でも思ってます。