でもその後、上海のステージに立つこともできたし、現地での取材が増えてきたり、CMにも出させていただいて。着々とSNH48の“メンバー”として活動できて、コンサートにも出られました。

今と1年前とでは環境も自分も全然違うし、SNH48というグループも、1年前とは全然違って成長してますよね。自分たちでちゃんと活動できるグループになっているから、日本で自分が活動することに対しても、1年前とは違って安心できるんです。

今までは、SNH48に何か起きたら、“行きたくてもすぐに行けない”とか、“皆をほっておけない”っていうもどかしさや葛藤があったんです。

でも今は、SNH48が向こうで活躍できる環境があるし、シングルの売れ行きもすごく伸びていると聞いてます。ファンの方も増えてきて、パフォーマンスの面だけじゃなく、人気の面でも変化が現れてきたんです……自分としては、ちょっと寂しくもありますけどね。

その人気の入り口に、SNH48の先頭にちょっとでも立たせてもらった機会があったのは、スゴくいい経験でした。そんな自分を見て、いい意識を持ってくれた子が、現地のメンバーの中にもいるのかなって感じることもあります。

もちろん、皆が皆、がんばってくれたから、ファンを増やすことができたり、いい方向に向かってるんだと思います。今のSNH48だったら、いい意味で“佐江が日本にいるときは、日本の仕事を一生懸命やらせてもらえるな”と思えたんです。

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