<銘柄豚>――濃厚で旨みが強いのにさっぱり美味しい

上質な肉質を受け継いだ、味のよさが自慢

最近耳にする機会の多い「イベリコ豚」や「あぐー豚」といった銘柄豚と普通の豚の大きな違いは、厳しい「品種」や「飼育方法」などの基準をクリアしかつ、その銘打った豚肉の品質や能力をしっかり受け継いでいることが条件になる。

例えばイベリコ豚は、「イベリコ豚の血統50%以上」でなければ「イベリコ豚」を名乗ることができない。あぐー豚であれば「アグー種」の血を50%以上有する「アグー豚」を種豚として交配するという条件がある。

厳しい基準で生産管理された豚は、結果味がよく、自然と人気が高まっている。
 

・注目の銘柄豚

白金豚(岩手県)
脂肪が厚く、きめの細かい肉質が特徴。飲食店専用で、一般販売はされていない

平牧三元豚(山形県)
旨みが強くサッととける脂肪と、適度な歯ごたえを持つ柔らかさが特徴

TOKYO X(東京都)
きめ細かく良質のサシが入った肉質。柔らかな食感とあふれる肉汁が特徴

あぐー豚(沖縄県)
脂身が多いのにコレステロール値は低い。甘くさっぱりとした脂が特徴

イベリコ豚(スペイン)
ドングリをエサに放牧で育てる。オレイン酸が豊富で、さっぱりとした甘みが特徴