「依存症」と意識すれば打ち勝てるかも?

たとえば、

「パンも麺も食べられないなんてかわいそう」

という嘲笑を、ニコチン依存者の言葉に置き換えてみると、

「禁煙してるの? 煙草も吸えないなんてかわいそう」

となります。おっと、これだと一転して、負け惜しみにしか聞こえませんよね。

炭水化物の過剰摂取を止めて適正体重に落ち着けたいのに、どうしても止められない人は、「これは依存症なんだ」と意識すれば、もしかしたら打ち勝てるかもしれません。

逆に、依存症なんだから肥満でも仕方ないね、と諦める人もいそうですが……そうなると、「肺がん?今さら禁煙しても遅いから。一箱1,000円になるまでは吸い続けるよ」と豪語する喫煙者と、完全に一致します。

炭水化物の過剰摂取には、喫煙の肺がんと同じように、糖尿病という重大なリスクがあります。飲酒や喫煙同様、うまく付き合いたいものですね。