片想いでも元恋人でも、把握しているSNSのアカウントを毎日見に行ってはその人の「情報」をチェックすることがやめられない。

「恋人ができた」のような事実が書かれてあると怖いと思うのに続けてしまうのは、どうしてなのでしょうか。

相手の情報をつかんで自分はどうしたいのか、を理解しない限り、後ろ向きな気持ちは消えません。

忘れられない相手の「SNSチェック」をやめたいとき、何を意識すればいいのかお伝えします。

本当に知りたいのは何なのか

好きな人の日々を知りたいからSNSのアカウントをチェックすること自体は、前向きな気持ちであってそれによって自分も元気を得るようなことはあると思います。

問題なのは「過去に悶着を起こしたり喧嘩があったりして正面から関わる勇気の持てない相手」の投稿の内容を把握しようとする姿勢で、縁が切れた相手なのにいつまでも情報を知りたがるのは、自分がポジティブになる関わり方でしょうか。

自分と深いつながりのあった人、後悔を残す終わりになった人ほど「今はどうしているのか」が気になってついチェックしてしまう、という人は多く見聞きします。

こういう人に「何を知りたいの?」と尋ねると「いや、別にたいしたことでは」「特に知りたいことはないけれど」と自分が向ける関心の浅さをアピールすることが多く、それなのに毎日見に行くという矛盾を抱えているのがわかります。

本当に関心が薄いのであれば、その人の情報を得たいと思うことはありません。

その自分に違和感や苦しみを覚えるから誰かに打ち明けるのだと想像しますが、前向きな気持ちで接するつもりはない、もっと言えば「二度と関わりたくない」と思っている相手の日常を確認するのは、かえって執着を深くする行為です。

本当にその自分をやめたいと思うときは、まず「自分が相手の何を知りたいのか」を考えるのが後ろ向きな関心から抜け出す一歩になります。