「あってほしくない事実」の確認がしたい人たち

たとえば別れた元恋人のアカウントを毎日チェックしては、何をしていたか、誰と過ごしたかを把握したがる。

「自分がいない日常」を相手はどうやり過ごしているのかを気にする人は、ほとんどの場合「新しい恋人の出現」を恐れていると感じます。

それは自分にとって悲しい現実で「あってほしくない事実」ですが、あえて知ることで「これで諦めることができる」と思えます。

未練を抱える自分を感じるけれど、復縁を求める気持ちを相手に伝える勇気はなく、身動きが取れないから「諦める理由」を相手に求めるのですね。

特に最後は喧嘩別れなど後味の悪い終わりだった人ほど、「こちらが好きでいても仕方ない」と思うけれどどこかでやり直せる可能性を捨てることもできず、相手の日常に新しく登場する誰かを「待つ」ことでけじめをつけたがるように見える人もいます。

片想い中の相手であっても同じで、「自分以外の誰かと恋仲になった現実」を知るまでは諦める決断ができず、自分の好意の維持を相手に委ねていると感じます。

「あってほしくない現実」の確認がしたいから、いつまでも相手の投稿をチェックしたい気持ちが抜けないのですね。