目を皿のようにして「自分の登場」を探す

筆者の過去の経験ですが、私のアカウントの投稿を日々確認しては「自分以外の誰か」の存在を恐れる男性の声を聞いていて気がついたのは、「自分が登場する内容ばかり探している」ことでした。

こちらの普段の生活を丸ごと知りたがるというより、「自分に向けられる関心の度合いがわかる投稿」だけに集中し、それ以外の内容については特に覚えていないのですね。

自分以外の男性と仲良くしていたり新しく知り合った男性がいたり、そういう「自分の存在が危ぶまれる内容」ばかりを記憶している印象でした。

極端な言い方をすれば、自分に向けられる未練の有無が確認できる投稿を目を皿のようにして探しており、少しでも「これは自分のことだ」と感じる内容について執拗に持ち出し、それが本当に自分についてかどうか確認もしないまま「書くな」と迫ることもありました。

こういう人の関心の中心には「未練を持たれている自分の確認がしたい」があり、それを期待して日々投稿をチェックするのですね。

その結果「親密度の高い男性の登場」がわかる投稿の後は、いっさいの関わりがなくなりました。

「自分について関心がなくなった」という現実を知ってやっと、接触を諦めるのだといえます。

自分の状態を相手任せにする人ほど、こうやって正面から好意を伝えることをせず、そもそも相手に向ける感情が好意なのかどうかすら疑わしいケースは、筆者以外の人からも多く声を聞きました。