「浮気」は自分もないがしろにする

どんな理由や言い訳を並べたところで、恋人がいながら別の人と深い関係を持つことは、正常とは決して言えません。

恋人に不満があるのなら別れてから新しい人を見つける選択肢も当然にあり、それを避けて別の人と親しくなる浮気は、「身近な人を裏切ることができる自分」の現実を突き付けます。

「バレなければいい」、でも浮気をした自分を抱えたままで、好きな人と本当にまともな関係を築いていけるのでしょうか。

慶子さんが「その自分」に違和感を覚えるのは、当たり前のことといえます。

浮気はしてはいけないことと理解できるからこそ、「本当に解決しなければいけない問題は何なのか」に目が向くのは、自分を大切にするための姿勢です。

浮気はパートナーだけでなく自分の価値も下げることであり、終わったからといって「なかったこと」にはできない人もいます。

その変化は、浮気より好きな人とのお付き合いそのものをどう考えるか、まともな思考に進むのですね。

バレてしまえば責めを避けられないのが浮気ですが、たとえ知られないとしても、それができてしまう自分に疑問を持つのが正常とも考えられます。

そして、二度とそんな不誠実な自分を抱えないためには、今のお付き合いそのものを見直す勇気が肝心です。

関係はいつだって自分にも軸があり、自分をないがしろにしない選択をすることが、幸せな恋愛を掴む秘訣ではないでしょうか。