3:「私にかまわないで! あなたは自分の人生に集中して!」と言おう!

「他人を気にしない」と気をつけていても、他人のほうから、ごちゃごちゃ言ってくることもありえます。

「人の人生に口出ししたい人」って意外に多いんですよね。

たとえば、「あとは結婚だけだね」「そろそろ子どもは?」などと、人の人生をいちいち決めつけて言ってくる人がいます。

「私にかまわないで! あなたは自分の人生に集中して!」と言ってあげましょう。

もちろん、心の中でOKです。

人の人生に口を出す人はたいがい暇です。自分の人生が充実している人は、人の人生につべこべ言ってきたりしません。

だから「暇なんだなー」って思っておけばいい。

他人はあなたのために生きていないし、あなたも他人のために生きる必要はない。

このことを腹落ちすると。だいぶ生きやすくなりますよ。

ただ、そうはいっても、気にせざるをえない場合もありますよね。

たとえば「結婚して2年たつし、そろそろ子どもは?」と言ってくるのがお姑さんだとしたら、「無神経な言葉だな」と思いつつも気にしてしまう人も多いでしょう。

こういうときは、こう考えてみてはどうでしょうか。

人間って6割水分なんで、なんかワーワー言われても「この人なんで水に向かってこんなに必死に言ってるんだろう」って。

そう思うとハートつよつよモードになれます。

人間は6割が水だと思うと、ちょっと気持ちがラクになってきませんか?

そもそも「そろそろ子ども(孫)は?」はお姑さんの勝手な「期待」です。

他人の期待は他人の持ち物。自分が背負う必要はありません。

ここの「他人の期待」の線引きが曖昧だと苦しくなったりします。お姑さんが期待しているからといって、自分がそれに応えなくたって全然いいんです。

とはいえ、ついつい「他人の期待に応えなきゃ」って思ってしまいがちですよね。

優しい人などは、「応えられない自分が悪い」と自分を責めてしまったりするかもしれません。他人からの期待って本当にやっかいなんです。

もしも、他人の期待に「応えなきゃ」と思ってしまったら、ちょっと俯瞰して「相手の期待」と「自分のしたいこと」を線引きするといいかもしれません。

たとえば、ママ友に「今度、子どもと家に遊びに行っていい?」と言われたら、「自分は本当に遊びに来てほしいかな?」と立ち止まって考えてみます。

「遊びたいけど、私の家はイヤだな」という気持ちが浮かんできたら、無理に応えなくてもいいのです。

「家に遊びに行きたい」はあくまで相手の期待です。自分で背負う必要も、断ることに罪悪感をもつ必要もありません。

「遊びたいけど、あなたの家ではダメ?」などと提案したっていいわけです。

相手の期待に苦しくなったときは、立ち止まって考えるクセをつけたいですね。

ポイント:「期待に応えなきゃ」となったら、立ち止まって考えるクセをつける

誰かに言われたことにいつまでもモヤモヤしていたら、この3つを思い出してみてください。余計なストレスがたまらなくなり、毎日楽しく生きれるようになるはずですよ。

【参考】
藤野智哉『「そのままの自分」を生きてみる 精神科医が教える心がラクになるコツ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

プロフィール:新潟生まれ、愛知育ち。これまでに4つのWebメディアを立ち上げて、7つのWebメディアで編集者&ディレクターをやってきました。どのWebメディアでもPVを上げるための分析や企画をやってきたので、大体いつもネットでウケるネタを考えています。