第一印象を裏切る柔らかいパン

【dough-ist】 ドウイスト。見るからに硬そうだけど、じつは……

そのひとつが、屋号を拝命した「ドウイスト」(260円)だ。

硬そうに見えるけど、じつはフニャフニャ。しかも麹の香りがして、甘みがある。

【dough-ist】 「ドウイストは、これまで体験したことのない食感を追求しました」

「加水率が高く、ネチッとしていてプリッとしています。小麦粉と水と麹と酒粕と塩だけ。砂糖は使っていません。生地を熟成させることで甘みが出て、しっとりとしたパンになります」目ざしたのは、日本の新しい食事パン。

「食感がご飯に似ていると思いませんか(笑)。ご飯の代わりに、味噌汁や魚と一緒に食べてほしいです」

皮も柔らかいバゲットで作るホットドッグ

【dough-ist】 笹塚ドック。誰がどう見てもザワークラフトがそえてあるとしか思えません


「笹塚ドック」(600円)も見た目と味わいにギャップがある。

「バゲットですが、かなりモチモチしています」

湯種だけでなく、川原シェフが得意とする複数の製法を取り入れた自信作。

笹塚にある肉屋『川島食品』のソーセージを使っていることから笹塚ドックと命名。