感じる「衰え」とは
「彼とも話すのですが、40を過ぎてからは億劫なものが増えるというか、友人との飲み会の約束すら大変と感じるときがあって、時間を作って動く体力もそうだけど、人と過ごすエネルギーが減っているのは、感じますね……」
特に仕事がある平日は「会社でも家でもルーチンで動く」ことが多く、若い頃ほど積極的に外の世界に出て行く気になれないそうです。
独身の自分と違って、既婚で子どももいる友人たちとは会う時間を合わせることも難しく、人と交わる気持ちの衰えは、それぞれ違う現実に身を置くのなら当然かも、とも感じます。
だからこそ、一対一で向き合える彼の存在は大切なものであり、一緒に過ごすためにあえてあれこれとがんばる自分を、優美さんは肯定しています。
「といっても、週末のデートのために体調を整えるとか、新しい服を買うとか、手が届く範囲のことしかできないのですが」
と笑う優美さんは、「無理をしない自分」もまた大切にする姿勢があります。
「男の人なんて、彼もそうですが40代になったらそれなりの役職に就く人もいるし、独身でも結婚していても忙しくて時間がないのは、見ていればわかります」
いろいろなエネルギーの衰えは「避けられない」人も多く、そのなかで居心地よく過ごせることは本当に貴重なのだと、改めて思いました。
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