【韓国ドラマ】『コネクション』をけん引する俳優チソン＆チョン・ミドの魅力

『コネクション』ⒸSBS

全く違うジャンルに挑戦したチョン・ミド

一方、離婚後、夫と暮らす娘を引き取るため、信念よりも金を第一目標に働く新聞記者オ・ユンジンを演じているチョン・ミドは、2006年のデビュー以来、舞台を中心に活動を続けてきた俳優だ。

広く知られるようになったのは、『応答せよ』シリーズの制作陣が手掛けたメディカル・ドラマ『賢い医師生活』（20＆21）。本格的なドラマ出演は初めてだったが、チョ・ジョンソクやユ・ヨンソクなど、長年の親友役の男性陣たちと見事なアンサンブルを見せ、一躍、人気俳優の仲間入りを果たした。

また、2022年には『39歳』でソン・イェジンと共演。重病を患うキャラクターながら、重くなり過ぎない絶妙な演技でドラマを支えた。

『コネクション』では、友人の死によって突然、巨額の保険金の受取人となったことにとまどいながら、主人公ジェギョンとともに事件の背後を探っていくユンジンを軽快に見せている。これまで出演してきたドラマと比べるとまったく違うジャンルだったため、制作発表会では「演技の加減を調節するのが難しかった」と振り返った。しかし、「チソン先輩が助けてくれたのでとてもリラックスして撮影できた」とのこと。

また、ミュージカルの舞台での経験豊富な彼女は『賢い医師生活』に続き、サウンドトラックにも参加。2004年に発売された歌手イ・ソラの代表曲『風が吹く』(2004)を伸びやかな歌声で披露している。

韓国を代表する実力派俳優たちの共演を楽しみながら見てほしい。