2024年10月6日(日) 仙台市 あすと長町杜の広場公園
一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションは、3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たち全11チームが、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園2024・宮城県大会』を10月6日(日)に開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
イベント概要
・日程:2024年10月6日(日) 14:00~16:00
・開催場所:宮城県仙台市太白区 あすと長町杜の広場公園周辺
・参加人数:1チーム3名×11チーム 33人
優勝は二連覇達成!仙台一高等学校。「美男男美女」他の追随を許さない圧倒的大差で圧勝
全11チームが参加した宮城県大会、時折小雨が降る中、全チームが会場へ集合しました。オリジナルアイテムを持ち込んだチームは4チーム。背負子スタイル、肩からぶら下げるスタイルとそれぞれ思い思いのアイテムを準備してきていました。作戦会議でもどこへ向かうか?ポイントの高いごみが多いのはどのあたりか?など、熱い作戦会議を繰り広げていました。
そして、スタートの合図共に、一斉に新幹線のガード下や公園目指して速足で向かっていきました。
公園周辺は、先週から草刈り作業が行われている影響からかごみは少ないため、全体の回収量は少ないか?とみられていましたが、さにあらず、新幹線の高架下の駐車場には、ごみが散乱する状況になっていました。そこをいち早く発見した「美男男美女」チームが他を寄せ付けない強さを発揮しました。全体の回収得量は33.34kgですが、このチームの回収量は10.7kg。なんと全体の三分の一近くをこのチームで集めてしまったのです。
「美男男美女」チームのオリジナルアイテムは、規定内のサイズでちょっと小さいと思いきや、中のビニール袋が大きく下に垂れ下がる構造になっていて、大量のごみを収容できる可変式の素晴らしいものでした。オリジナルアイテム賞も文句なしの受賞でした。
宮城県大会で集められたごみの総量は33.34kg
競技エリアは駅の近くにあり飲食店も多い地域。仙台市の中心にも近く、海というよりは山のような今回の競技エリアは「海洋ごみ」という言葉からは少しイメージしにくい場所です。しかし、「海洋ごみの8割は私たちの住む街から流れ着いた物」「海を汚しているのは空き缶やたばこのポイ捨て」だという説明を受けて、参加者は海の汚染と私達の生活が少し結びついた様子でした。
全11チーム、総勢33名で集めたごみの総量は33.34kg。短い競技時間の中でも自分たちの手で街を綺麗にできたという実感を得て、参加者は皆、充実した面持ちで計量に臨んでいました。
優勝チーム・部活動顧問からのコメント
・「オリジナルアイテムは構想から4週間かけて作りました」「規定のサイズでは小さいのでごみがあふれるから、大きな袋を中に仕込んで、広がるようにしました」「去年も参加して勝てなかったので、今年は必ずリベンジしようと頑張りました」
・「このイベントは、チームの協調性も問われるイベントで、仲間意識も高まる非常に素晴らしいイベントです」
・「さらに団体競技を行っている運動部の生徒の『先を読んで動く』意識を高められます」
※仙台一高ハンドボール部顧問談
<団体概要>
団体名称:一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーション
URL:https://www.spogomi.or.jp/
活動内容:スポGOMI甲子園に関するイベントの開催、及び運営に必要な業務。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
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